NTTコムウェア



ページ内移動ナビゲーション
  1. ナビゲーションへ移動 (アクセスキー 1)1
  2. 本文へ移動 (アクセスキー 2)2
  3. カテゴリーごとのナビゲーション・関連リンクへ移動 (アクセスキー 3)3
  4. サイト補助説明(ご利用規約、個人情報について、サイトの使い方)のナビゲーションへ移動 (アクセスキー 4)4

検索5 6 7


プロジェクト事例


タンジブル災害対策

NTTコムウェア株式会社 災害発生時の状況把握と意思決定を支援 “紙地図感覚”で操作可能な「タンジブル災害情報管理システム」

大規模災害発生! その混乱の中で、迅速かつ的確に対応策を決定し実行するのが、自治体などの防災担当者の責務だ。NTTコムウェアでは、災害発生時の情報収集や対策検討を支援する画期的なシステムを開発した。キーとなるのは「タンジブル・ユーザインタフェース(TUI)」。この新技術により“紙地図感覚”の操作性を実現した「タンジブル災害情報管理システム」について、研究開発部スペシャリストの近江貴晴とCRM&ビリング・ソリューション事業本部 営業企画部の香月亜希に聞いた。

混乱した状況でも使いやすいシンプルな操作性

―――「タンジブル災害情報管理システム」を開発したきっかけを教えてください。

研究開発部スペシャリストの近江貴晴とCRM&ビリング・ソリューション事業本部 営業企画部の香月亜希

「タンジブル・ユーザインタフェース(TUI)」(※1)というのは、NTTコムウェアが実用化に取り組んできた次世代のユーザインタフェースの1つです。この技術を利用して先に開発したシステムの一つに、「タンジブル災害総合シナリオシミュレータ」があります。これは、TUIの直感的かつ簡単な操作によって、巨大地震に伴う津波被害などをシミュレーションし、実際の災害発生時における被害を最小限に食い止める“減災対策”に役立てようという目的で開発されました。つまり、「平常時に活用して事前対策を講じる」ためのものといえます。

このシミュレータは幸いにして、自治体の防災関係者などの関心を集めたのですが、その際に多く聞かれたのが「災害が起きたときにも利用できないのか」という声。TUIという直感的なインタフェースは、平常時だけでなく、迅速に被害状況を把握して対策を講じなければならない災害発生時にも威力を発揮するのではないか――という問いかけでした。
そうした声に応えるために、「タンジブル災害情報管理システム」の開発に取りかかったのです。

※1: Tangible(タンジブル)とは“実体のある”、“触れて知覚しうる”という意味。MITメディアラボの石井教授が提唱した、全く新しい操作感覚でパソコンとそれを使う人間とのインタラクティブな関係を創る次世代のユーザインタフェース技術。デジタル情報に物理的実体を与えることにより、手で直接操作可能なメディアや、人間の周辺感覚で知覚可能なメディアなどがある。

―――TUIを利用して、どのようなことが可能になっているのでしょうか。

このシステムで採用されているインタフェースの見た目は、「タンジブル災害総合シナリオシミュレータ」と似ています。テーブル一面に大きな地図が広げられていて、その上に目印の“駒”がいくつか置かれている、というイメージを思い浮かべてください。そのテーブル(=センステーブル)がコンピュータのディスプレイの役割をし、“駒”(=パック)が入力デバイスの働きをするのが、「タンジブル災害情報管理システム」の基本的なインタフェース。いわば、“紙地図”を扱うような感覚で電子地図を操作できるわけです。

災害発生時、各地から集まってくる被災状況などをその電子地図上に集約・表示させることで、迅速な状況把握や意思決定を支援するのがこのシステムです。
自治体など防災の現場の方に聞くと、実際の災害対策本部では、情報の集約や意思決定のために紙地図を使うのが通常なのだそうです。電話やFAX、無線などで受けた情報を紙地図上に手作業でマークしていく。また、対策本部からどこかへ連絡を取るときのために電話帳や連絡先一覧などが欠かせなかったりする。紙ベースですから、他拠点との情報共有も困難です。

一方、パソコンを利用してGIS(地理情報システム)を組み込んだ災害情報収集システムもすでに各種開発されています。導入している自治体も多いのですが、災害発生時の混乱の中では、パソコンのキーボードやディスプレイといったインタフェースは使いにくいという弱点がありました。
新しい「タンジブル災害情報管理システム」は、紙地図のような直感的な作業感覚と、ネットワークやGISを利用したシステムのメリットとを両立させた画期的なものといえるでしょう。

タンジブル災害情報管理システム概要

タンジブル災害情報管理システム概要

―――災害発生時点から、このシステムはどのように活用されるのでしょうか。

「タンジブル災害情報管理システム」は、何か災害が起きたときに、被害を最小限に食い止め、できるだけ早期の復旧を可能にする対策の策定・実施を支援することを目的としています。そのための作業フローとして、大まかに3つの段階を想定しています。

災害発生直後から、自治体などの対策本部にはさまざまな状況報告が寄せられます。それを順次蓄積し、センステーブルに表示していくのが最初の「状況把握」の段階です。2番目の「対策検討」の段階では、集約された情報を基にどのような対策を打てばよいか、意思決定がなされます。センステーブルを囲んで複数人で検討作業を行えるのが、大きな特長です。そして、決定された対策の内容を災害現場にいる救援部隊などに伝達する「対策実施」の段階でひとつのサイクルが完了します。

混乱した状況の中で、一刻も早く、しかも的確な意思決定を迫られるのが、災害発生時です。そのため、このシステムの開発に当たっては、“紙地図感覚”のTUIを採用するだけでなく、必要な機能の絞り込みと、シンプルな操作性の実現にも努めました。次にそのあたりについてもう少し詳しくご説明しましょう。

ページトップへ






  1. ページの先頭へ移動 (アクセスキー u)u