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NTTコムウェア










プロジェクト事例


オープンソースデータセンタグリーンIT

TCO削減とグリーンIT化に貢献 オープンソース仮想化技術「Xen」によるサーバ統合

ビジネスのIT化の進展により増え続ける一方の各種サーバ類。それらを集約する技術として注目されているのが“仮想化”だ。1台の物理サーバ上で複数のOSやアプリケーションを稼動させるもので、省電力や管理コスト削減などメリットも数多い。NTTコムウェアでは、これまで培ってきたSI力を活かして、オープンソースの仮想化技術「Xen(ゼン)」導入に向けた取り組みに力を入れている。「Xen」を用いたサーバ統合について、事例も交えつつ、基盤技術本部 オープンソースソフトウェア推進部の友澤寛晶、エンタープライズ・ソリューション事業本部 金融ソリューション部の小林大祐、サービス事業本部 サービスプロバイダ部の水品舞由に話を聞いた。

サーバ統合でハードウェアコストの削減に貢献する仮想化技術

――まず、サーバの仮想化技術について教えてください。

基盤技術本部 オープンソースソフトウェア推進部 友澤寛晶、エンタープライズ・ソリューション事業本部 保険共済ビジネスユニット 小林大祐、サービス事業本部 サービスプロバイダ部 水品舞由

友澤 「サーバの仮想化」自体は、元々はメインフレームで開発された技術で、以前からある技術ですが、最近注目されているのはソフトウェアによるIAサーバ(インテル・アーキテクチャを採用したサーバ)の仮想化技術です。ハードウェアとOSの間に「仮想マシンモニタ(VM:Virtual Machine Monitor)」を稼動させることで、1台の物理サーバ上で複数の異なるサーバ環境を構築しようというものです。今まで複数台あったサーバの数を物理的に減らすことができ、消費電力や設置スペース、管理コストを大幅に削減することができます。

仮想化のメリット

小林 私の担当する金融業界では、メインフレームやUNIX環境において、CPUパワーの割合をシステム稼動中に変更するといったリソース分割は従来から活用されています。仮想化技術自体は、ミッションクリティカルな領域においても十分な実績を備えた、信頼性の高い技術です。

――近年、サーバの仮想化が普及してきたのは、どういう背景からですか。

友澤 現在、多くの情報システムで採用されているIAサーバの高性能化が進み、仮想化に必要な性能が満たされるようになってきたことが、技術的な背景として挙げられます。

水品 すでに運用している多くのIAサーバに関して、そのCPU利用率は平均25%程度といわれています。せっかく導入した高性能なサーバも、その4分の1の性能しか使われないまま、次から次へと増設、保守期限を迎えているのが現状です。

小林 営業活動でも、サーバの数を減らし、管理コストも軽減できるということで、「サーバ仮想化」は話題にのぼることが多く、お客さまの関心の高さを実感しています。

水品 データセンタサービスを提供するNTTコムウェアにとって、お客様のビジネス拡大に合わせて、お預かりするサーバが増えることは喜ばしい反面、そのサーバや空調設備による消費電力や発熱量の増大は「グリーンIT」において大きな課題です。サーバ需要が大幅に伸びる中で、ハードウェア・ソフトウェアともに効率的な運用が求められており、サーバ仮想化は全体最適かつ効率的なITリソース運用に大きなメリットがあるといえます。

――オープンソースの仮想化技術「Xen」について教えてください。

友澤 これまでエンタープライズ環境にて仮想化技術を導入する場合、ハードウェアベンダが提供する機能や市販の仮想化ソフトウェアを利用するのが一般的でしたが、より低コストでの導入を図れるということから、オープンソースの仮想化技術「Xen」が、いま注目されています。早くからオープンソースを利用したシステム開発に取り組んできたNTTコムウェアでもいち早く注目し、信頼性や安定性の検証、他製品との性能比較など、多岐にわたる検証を重ねてきました。その結果、他製品などと比較しても遜色のない性能や信頼性を確保できており、導入には問題ない段階まで来ていると判断しています。

水品 話題のクラウドコンピューティングサービスを提供する事業者でも「Xen」を採用しているといわれています。これは、技術的立証といえるかもしれません。

友澤 「Xen」のメリットはまず第一に、オープンソースということです。特定のベンダに縛られず低コストで導入できる上、システムトラブルが発生した際にも、自らソースコードを解析して早期解決が期待できます。もちろん、現状ではエンタープライズ環境における導入実績が少ないことや、仮想化サーバ独特の運用手順が必要になるといった留意点もありますが、通常のサーバ運用と本質的に異なることが求められるわけではありません。これらをふまえ、サーバの統合手段として「Xen」を選択することは非常に有効だと考えています。

仮想化ソフトウェアの比較

小林 低コストで導入できるというのは、導入する企業にとっては大きな魅力です。サーバを統合すればハードウェアの保守コストが軽減できるなど、目に見える導入効果が確実に得られます。さらに、オープンソースについてはNTTコムウェア/NTT OSSセンタによる高度なサポートをご利用いただけます。

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