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企業スポーツ選手が世界の舞台への出場に挑む、熱い想いとその取組み
企業スポーツ選手が世界の舞台への出場に挑む、熱い想いとその取組み
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NTTコムウェアは、スポーツ振興を目的に今後の活躍が期待される選手や、日々業務に従事しながらスポーツに取り組む社員を支援しています。陸上男子400メートルハードルで世界陸上競技大会メダリストの為末 大様をお迎えし、企業スポーツ選手として世界の舞台をめざす選手と「仕事」「競技」、そして「世界で活躍するには」をテーマに大いに語り合いました。

ビーチバレーとボッチャの魅力とは?

為末 大氏

為末 大氏
一般社団法人アスリートソサエティ 代表理事
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。3度のオリンピックに出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2017年7月現在)。現在は、スポーツに関する事業を請け負う株式会社侍を経営、一般社団法人アスリートソサエティの代表理事を務める。

黒川 魁

黒川 魁(ビーチバレー選手)
NTTコムウェア 株式会社
総務人事部 CSR推進室

為末:まずは、それぞれのスポーツの魅力や特長について聞かせてください。

黒川:ビーチバレーのルールは、6人制のバレーボールとほぼ同じです。大きな違いは、浜辺などの「砂の上」で「2人でやる」ところ。太陽の光や風が大きく影響するスポーツで、コートによって有利不利が生じてしまいます。そのため相手チームの得点と自分たちの点数を合計して7の倍数になったときにコートチェンジをします。試合中に何度もコートチェンジをする珍しいスポーツです。

為末:黒川選手が感じる「強い選手」には、どんな能力や要素が備わっていますか。

黒川:コートに2人しかいないので、ボールを落とせる「穴」がたくさんあります。スパイクなど力技だけではなく、「人がいないところにうまく落とす」ことで点を取る技術、視野の広さ、経験を兼ね備えた選手は強い選手ですね。

蛯沢:ボッチャは、「ジャックボール」という白いボールに、自分たちのボールをいかに近づけるかという競技です。個人戦では、1人が6球、赤か青のボールを持ちます。赤が先攻と決まっていて、まずはジャックボールを投げ、ジャックボールに近づけるように赤いボールを投げ、次に青の選手が投げます。その後には、ジャックボールから遠いボールの選手から投げます。

為末:カーリングに似ている競技ですね。点数は、ジャックボールに近いと1点というように数えるのですか?

蛯沢:例えば、ジャックボールと青のボールの間に赤いボールが3つあると赤に3点が入ります。すべてのボールを投げ終わると1エンドが終了で、合計4エンドで勝敗を競います。ジャックボールにボールをぶつけて動かして、相手がやりにくいようにするところなど、ビリヤードにも似ています。ジャックボールも自分で投げるので、相手が遠くに投げるのが不得意だったら、遠くにジャックボールを投げて攻めにくくしたり、「性格悪い」ですよね(笑)。

為末:お2人はお互いのスポーツのこと、知っていましたか?

蛯沢 文子

蛯沢 文子(ボッチャ選手)
NTTコムウェア 株式会社
ネットワーククラウド事業本部
事業企画部
企画部門 育成担当

黒川:いいえ、あまり知りませんでした。「投げる」ということは、転がすだけではなく上から投げてもいいのですか?

蛯沢:はい。上からでもいいし、下からでもいい。もちろん転がすのもありです。ただ、転がすとボールをうまく止めるのが難しいので、最近ではめざす場所で止まるように放物線を描いて投げる選手が多いです。コートは、バドミントンコートくらいの広さです。私もビーチバレーのこと、実はよく知りませんでした。黒川さんから聞くまで2人でやるということすら知りませんでした。

黒川:コートが砂になると動けないし、床と違って反発がないだけに高く跳べないのです。それでもネットの高さはバレーボールと同じです。コートは少し狭いのですが。あと、バレーボールには「指の腹」を使ってボールをコントロールするフェイントが認められていますが、ビーチバレーでは禁止です。スパイクのように打つか、指の関節を曲げてプッシュするか、指を伸ばして突くかしかできないのです。細かい制約があるからこそ技術と経験がものをいうスポーツです。

次ページ 仕事での「勝ち負け」はスポーツと違い長期的に決まる

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