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仕事、競技、そしてボランティア。3つを「両立」させるための取り組み

鼎談風景

為末:お2人はスポーツだけでなく、仕事はもちろんボランティア活動にも取り組んでいます。

黒川:昨年から始めたボランティアでは、バレーボール教室をやっています。子どもたちにバレーボールを教えているのですが、子どもたちが楽しそうにやっているのを見ると、すごく嬉しい気持ちになるのです。この取り組みは、続けていきたいと思います。ボランティアを始めてからは、生活にメリハリができたように感じています。「仕事に集中する日、練習に打ち込む日、そして今日はボランティア」というように。すごくいいリズムになっていると感じています。

蛯沢 文子

蛯沢:私は、近隣の小学校で福祉の授業の講師をボランティアでしています。ボッチャを教えていますが、動きがない競技なので、最初は子どもたちもあまり興味を持たないのです。それが、模範演技を見せると「おおっ」と、急に興味を持ち始めるのが手に取るように分かる。最後に子どもたちに体験してもらい、盛況で授業が終わるとやっていてよかったなと思います。

為末:子どもたちの気持ちがボッチャを通じて、少しずつ変化していくのが分かるイメージですか。

蛯沢:こちらが車いすだから、最初は子どもたちも「何もできないのではないか」と思ってしまうのでしょうね。そんな気持ちもボッチャの授業を通じて、いつの間にか変化していることが多いです。
また、最近では「ユニバーサルボッチャ」というネーミングで、子どもからお年寄りまで、障がいのあるなしに関係なく、みんなで一緒にできるスポーツとして広く普及させようという取り組みがあります。そうしたことにも関わっていきながら、ボッチャを広くみなさんに知っていただき、実際にやってみて楽しんでいただきたいですね。小学生でもスポーツが苦手な子もいるでしょう。そんな子でもボッチャの体験がスポーツを始めるきっかけになればいいし、老人ホームでもお年寄りがみんなで楽しみながらできます。

為末:僕も元アスリートだからよく聞かれるのですが、子どもから「スポーツで学んだことは何ですか」と尋ねられたら、何と答えますか?

黒川 魁

黒川:私はチームスポーツであるバレーボールを通して、チームワークや人との協力を学びました。バレーボールは次の人につなげなくてはならないため、相手が何を考えていて、「どこにボールが欲しいのか、どういうトスが欲しいのか」などは常に考えながらやっています。子どもたちにも「一人でやっているのではない」ということを伝えています。

蛯沢:私もチームワークですね。特に障がい者スポーツは、障がいがまちまちなので、その違いを理解しつつ、誰が次に攻めていくかなどを話し合って進めていきます。障がいによって投げ方も異なるので、チームの他の選手のことを理解しつつ、チームワークを高めていかなくてはなりません。団体戦のときは、私がここに投げるから、次の選手には「こう攻めて」というように、話し合いながら進めていくことが重要です。

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