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ICT TREND:【第2回】
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金融とテクノロジーの融合による破壊的イノベーション

このところ、ビジネスシーンで大きな話題になっているキーワードの1つに「フィンテック(FinTech)」がある。これは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、ITを活用した新しい金融サービス群を示すものだ。

金融革命の起爆剤として膨らむ期待

 金融業界におけるIT活用の歴史は、オンラインシステムが導入された1960年代にさかのぼる。各店舗がネットワークで結ばれて以降、金融機関のITは継続的に着実な進歩を遂げてきた。それでは、なぜここにきてフィンテックが注目を集めているのだろうか。その理由を一言で表すと「ITが金融の仕組みを変えるかもしれない」という期待感だといえる。経済を支える基盤である金融が変わることは、社会構造の変化にもつながるという考えだ。
 フィンテックの動きは預貯金、決済、融資をはじめ、金融機関が行ってきたあらゆる業務に広がっている。例えば、複数の口座に分散した資産を管理するためにITを活用するサービスでは、これまでの家計簿を使った方法に比べてより簡単に資産状況を把握することが可能になった。企業においても人工知能を用いた会計ソフトにより、経理業務を自動化する取り組みが進められている。
 フィンテックを用いた新しい融資サービスは、従来の常識を大きく変えるインパクトを与えるものだ。現在いくつかの大手通販サイトでは出店企業の売上状況を常時集計、分析し、申請があれば即座に融資可能か判断する仕組みを構築している。また、クレジットカードを使った決済にも変化が見られる。店舗の専用端末ではなく顧客のスマートフォンから直接決済できるサービスの登場で、カード決済可能な店舗数が急増している。これらはフィンテックを身近に感じさせる一例だ。

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