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 ITで街の形が変わる「スマートコミュニティー」(前編)
 ITで街の形が変わる「スマートコミュニティー」(前編)
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社会はITによって大きく変貌を遂げ、私たちの生活も様変わりしました。今では、スマートフォンを持ち、インターネットを介してSNSで友人とコミュニケーションをとり、ECサイトで商品を購入するシーンは珍しいものではありません。今後もITによって社会は大きく変貌するでしょう。社会の変化に合わせてビジネスも変わり続けることになります。では、どのような未来に向かって変わっていくのでしょうか。ヒントの一つは、スマートコミュニティーにあります。

未来社会の生活に、将来のビジネスのヒントをさぐる

20年後の私たちは、いったいどのような生活をしているのでしょうか。ITがもたらす影響は大きく、人々のライフスタイルは日進月歩で変化しています。変化の激しい世界において、ビジネスを有利に展開するためには、受け身の姿勢だと「チャンス」を逃してしまいかねません。これから訪れるであろう未来を予測し、自ら潮流を作っていく「攻め」の姿勢が求められます。

未来の話をする前に、今から20年前となる1990年代後半の生活を振り返ってみましょう。当時はインターネットが日本で普及し始めたころで、多くの人は電話回線のダイヤルアップ接続でアクセスしていました。当然、今のような常時接続型のブロードバンド回線は、一般にはサービスの提供すら行われていません。今や生活に欠かせないスマートフォンもまだ発売されておらず(iPhoneの発表は2007年)、ようやく携帯電話を多くの人が持ち始めたといえる時期といえます。

また、今では当たり前となったインターネット通販もほぼ使われておらず、楽天市場が誕生したのは1997年、アマゾンが日本に進出したのは2001年です。グーグルが創業したのは1998年。FacebookやTwitterなどのSNSが登場するのはその後、だいぶ経ってからのことです。

わずか20年の間に、私たちの生活は驚くほど大きく様変わりました。私たちの生活にITが浸透し、ブロードバンド回線は一般家庭にも普及し、外出中でもスマートフォンを手にして常にネットから情報を得たり、コミュニケーションを取ったりしています。

20年前の私たちが、今のこの社会を想像できなかったように、20年後の社会の姿をピタリと言い当てることはかなり難しいでしょう。しかし、世の中の動きを見れば、目指す未来をイメージすることは可能です。そしてそのイメージには、未来のビジネスのヒントが隠れています。

図:スマートコミュニティー

ヒントの一つといえるのが「スマートシティ」「スマートコミュニティー」です。ジャパン・スマートコミュニティ・アライアンスによると、スマートコミュニティーは、「電気の有効利用に加え、熱や未利用エネルギーも含めたエネルギーの『面的利用』や、地域の交通システム、市民のライフスタイルの変革などを複合的に組み合わせたエリア単位での次世代のエネルギー・社会システムの概念」と定義されています。

つまり、社会全体がインターネットに接続されていて、さまざまな社会インフラ、サービスが自律的に賢く(スマートに)提供される社会のことです。この未来の社会イメージは、当初、スマートシティと呼ばれていましたが、最近ではスマートコミュニティーとも呼ばれています。二つの言葉は基本的に同義と考えていいでしょう。

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