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第4回 第0章
はじめに 第3項「ご利益2:より深い情報を伝えられる」
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■第0章 はじめに
第3項
ご利益2:より深い情報を伝えられる
電話や手紙よりも、広くて深い情報を伝えられる
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■メールは短くと言うけれど
電子メールは、用件だけを伝える伝言板のように使えという人もいます。
@ @ @
たしかに、対面や電話など他の連絡手段で、すっかり良い関係が築けて
いる社員同士の社内連絡などでは、それが正しいかもしれません。
極端な話ですが、ある外資系企業の縁者から
同社では「社内メールは3行で伝えるのがルール」になっている
とお聴きして「驚いた」こともあります。
@ @ @
しかし、お客様に対しては、もう少し「濃くて」「あたたかみ」のある
使い方をしてみたいものです。
たとえ、メール1本でも、使いようによっては、用件以外の、お客様の
「一個人」としての心をくすぐったり、新しいニーズを聞き出すことに、
つながることもあるのです。
ちょっとした、メールの工夫で、自分自身について、そして会社について
より広く深い情報を伝え合うことができましょう。
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■追伸をうまく使ってみる
たとえば、一番、カンタンな方法の一つは、追伸を活用することです。
用件をさっと済ませた後で、お客様が関心を持ちそうな追伸を添えてみる
方法です。
押し付けがましいセールスをする気持ちでは、気分を害されるでしょうが、
「ひょっとしたら、こんなサービスでお役に立てるのでは」という
情報提供のつもりで、短く添えてみましょう。
@ @ @
たとえば....弊社の場合で言うなら、
無地のカラーTシャツを、いつも買ってはくださるものの、まだプリント
サービスのお手伝いをしていないお客様には.....
こんな追伸を書き添えるとよいかもしれません。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ メール例
○○様
こんにちは。久米繊維工業の久米 信行です。
いつもご注文ありがとうございます。
ようやく暑くなって参りました。
日々、○○様からオーダーをいただくたびに、
いよいよいシーズンに突入した!と感じ、気合いが入ります。
ご注文の、カラーT、本日、たしかに○○運輸で
配送いたしました。明日の午前中に届くかと存じます。
お問い合わせ番号は..........
またのご注文をお待ち申し上げております。
○○様にこっそり追伸
ただいま、○○様のような特別なお客様に限り、
あっと驚く料金でプリントサービスを
いたしております。
その価格はwebなどでは公表できないのですが.....
私あてに1本メールをいただけましたら
....こっそりお伝えします。
先着ですので、お早めにお問い合わせください!
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ おわり
電話や手紙ですと、最後にセールストークを入れると、わずらわしく
感じられるものです。
しかしながら、メールですと、意外にさらっと短く書くことができます。
もちろんお客様の興味を惹きそうなお話に限って、一回限りで、
そっとお知らせすることが、「ひそかにお役立ち」の基本でしょう。
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■ 署名にもひとこと
あるいは、そこまでしなくとも、署名の中に、その時々のおすすめ商品
などを書いておくこともできます。
たとえば、署名の前に、こんなメッセージをはさむこともできましょう。
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ただいまプリント料金を、特別価格でサービス中です!
先着○○社さま限定ですので、お気軽にメールでお問合せを!
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ただし、こっそり、「あなただけ追伸」でお知らせするのに比べれば、
1対1対応の親密さは感じられないかもしれません。
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■ホームページと連動すれば、より深い情報も
さらに、関連する説明が詳しく図解されているページのURLを書いて、
そこにリンクするようにすれば、効果は絶大です。
お客様から、質問を受けたときなど、
メールでは、ごく短く簡単に、数行程度でお答えしておいてから、
詳しくはこちらのページをご覧くださいと、該当するページに誘導すれ
ば良いのです。
これは、優秀な営業マンが、カタログや営業用資料をうまく活用して、
それを示しながら説明するのに似ています。
@ @ @
たとえば、メールだけで、即ち「文字だけで答える」のは難しい質問が、
届いたとしても、該当する説明のあるホームページにリンクすれば、
わかりやすくて親切です。
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ご質問ありがとうございます。
お答えを、簡単にまとめますと、以下の通りになります。
1).....
2)......
(中略)
詳しくは、ホームページで、図解、表にしておりますので、
よろしければご高覧くださいませ。
http://www.........
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
しかしながら、webでの図表やQ&Aは、半ばセルフサービスの対応
ですので、やはりメールなどで、その後も、しっかりフォローしないと、
せっかく問い合わせをいただいたのに、話が立ち消えになってしまうかも
しれません。
1対1対応向けで、こちらから働きかけるメディアであるメールと、
1対多のマス対応のメディアで、セルフサービスが基本のwebとは、
うまく使いわけをしないと、ただの「手抜きコミュニケーション」に
なってしまいかねません。
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■メールマガジンこそ、広く深く情報を伝達するための真髄
そこで、メールマガジンが重要になって参ります。
なんといっても、毎週、あるいは毎日発行されるメールマガジンこそ、
深い情報を伝え、時間をかけて知識や感動を共有し、信頼を築くのに、
最良の手段でありましょう。
良いメールマガジンならば、1対1の感覚を残しつつ、多くの人と深い
コミュニケーションを、長きにわたって続けることもできましょう。
@ @ @
もちろん、宣伝専用のメールマガジンは「ほとんど読まれません」から、
お客様にとって役立つ情報を満載にしなければなりません。
(いずれ「メールマガジン編」で詳しくご説明いたします)
むしろ、お客様をPRすることや、中立公正にライバル情報まで流すこ
とが求められるでしょう。
しかし、その中に、たとえその1割未満でも....
ひそかな自社情報=お役立ち情報=が入っていれば!
少しずつ長い時間をかけて、さまざまな角度から、自社の商品やサービ
スを知っていただくことができるでしょう。
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