ロボットの進化が目覚ましい。最近では、テレビのニュースやバラエティ番組等でも時々ロボットの話題が取り上げられるし、一昔前は実現が困難だと思われていた二足歩行ロボットも、今では私達でも手の届きそうな価格で一般に販売され始めている。2007年11月28日〜12月1日に開催された「2007国際ロボット展」では、産業用ロボットやサービスロボットを中心に多くのロボットが出展され、便利な世の中がそれほど遠くない未来にやって来るだろう事を予感させてくれた。
だが、産業用ロボットやペットロボットはまだしも、人型ロボットに関しては、いまひとつ物足りない印象を受けてしまうのも事実だ。動きがぎこちなかったり、反応が妙だったりと、こちらの気持ちがロボットに伝わる気がしないのもひとつの要因だろう。何というか、心が通わない感じがして寂しい部分も残ってしまうのだ。
しかし、これを解決してくれそうな革新的な技術が登場した。それは2007年9月にオムロンが発表した「リアルタイム笑顔度測定技術」だ。画像から人の顔を自動で見つけ出し、その人の笑顔度をリアルタイムで測定してくれる。この技術が更に進化した先には、ロボットが人間の表情を読み取ってそれに応じた対応をしてくれる、というような未来が待っているのだ。 |