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05 CASE STURDY 5
言葉の壁を越えて外国人も若者も能を楽しめる機会を「多言語字幕・解説システム」で実現
「多言語字幕・解説システム」とは?

政府は外国人観光客数を2020年までに3000万人に増やすという目標を掲げています。しかし、その実現には観光案内やサービス解説の多言語化や、環境の整備を進めなくてはいけないという課題があります。この解決策を能楽鑑賞の場で示したのが「多言語字幕・解説システム(スライドnavi)」です。

新たなファン層を獲得できていなかった日本の伝統芸能

能楽はユネスコの無形文化遺産に選ばれており、日本を代表する伝統芸能です。しかし、謡(セリフや歌)は独特のリズムと抑揚をもつ古語で語られるため、理解が難しいのも事実です。こうした言葉の問題もあって、若い世代の新たなファンを取り込めていない、日本の伝統芸能に関心を持つ外国人に対して鑑賞の機会を提供できていないという長年の悩みが能楽関係者にはありました。 そのような中、もっと多くの人に気軽に能楽を楽しんでもらいたい、と相談を持ち掛けてくださったのが矢来能楽堂でした。これが、「多言語字幕・解説システム(スライドnavi)」を開発するきっかけとなりました。

新たなファン層を獲得できていなかった日本の伝統芸能

「アドホック型コミュニケーション技術」を活用し、使いやすさを追求

能楽鑑賞をわかりやすくするために選ばれた手法は、ICTを活用することでその場にいる人同士であれば、誰とでも手軽にコミュニケーションできる「アドホック型コミュニケーション技術」でした。若者、外国人観光客、そしてセリフの聞き取りが困難な聴覚障がいのある方々に舞台の進行に合わせて複数の言語で解説や現代語訳を提供することがシステムの骨子です。
開発のポイントとなったのは多言語での解説を用意し効率的に管理していく点と、専用タブレットを採用し鑑賞者に配慮したUI(ユーザーインターフェイス)※1やUX(ユーザーエクスペリエンス)※2にこだわったという点です。
このシステムはHTML5という一般的なWEBサイトと同じ規格を利用して作られており、一般的なモバイル端末に標準インストールされているWebブラウザがあればシステムを利用できるため、専用アプリをダウンロードし、インストールするという手間が必要ありません。また、HTML5採用により容易に機能追加や応用システムの開発ができるというメリットもあります。能楽だけでなく、各伝統芸能への展開はもちろん、スポーツ観戦、料理教室など日常的な習い事にも、近い将来の展開が期待されています。

※1:機器やソフトウェアの扱いやすさや操作感のこと。
※2:「ユーザー体験」を指し、サービスや製品を利用したことによる心地よさや満足度を指す。

■システム構成

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※記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

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