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日本SGI、NTTコムウェア、日本オラクルの3社が協業  IA-64&Linuxサーバに業界標準データベースを搭載しSIを展開


報道発表 ニュース

2004.02.09

企業のLinuxシステム導入を共同で推進
日本SGI、NTTコムウェア、日本オラクルの3社が協業  IA-64&Linuxサーバに業界標準データベースを搭載しSIを展開


 日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:和泉法夫)、NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、社長:松尾勇二)、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:新宅正明)の3社は、企業の業務システムなどの分野でLinux普及を推進するため、Linuxシステムの販売で協業します。これにより、Linuxへ積極的に取り組んできた3社は、各社の特長を活かし共同で市場をリードすることで、企業のLinuxシステム導入を強力に推進します。

【協業の概要】

 協業の中核になるのは、日本SGIが本年1月に発表した低価格IA-64Linuxサーバ「SGI Altix 350」です。同サーバは業界標準のインテル(R) Itanium (R) 2プロセッサを搭載し、大容量の共有メモリ方式と、モジュラー構造のアーキテクチャの採用による柔軟なシステム構成が可能で、価格性能比が高くビジネス分野に最適なLinux製品です。
 Altix 350には、可用性、処理能力、拡張性で業界最高水準を実現する日本オラクルの「Oracle Database」を搭載します。Linuxデータベース市場で圧倒的なシェアを誇る日本オラクルは、組み込みを認定・保証し、サポートセンターが保守します。
 Altix 350を情報系のDBサーバに適用するなど、企業の規模や業態に最適なビジネスシステムになるようインテグレーションして販売するのが、Linuxベースのシステムインテグレーションで多くの実績を持つNTTコムウェアです。


【市場展開】

 業界最高水準の「Oracle Database」を搭載し、圧倒的にコストパフォーマンスが高いAltix350で、金融・証券、製造、流通などの分野のデータマイニング、ビリング、顧客管理の各種システムへの適用を手始めに、企業の業務系サーバなどのLinux需要を掘り起こします。


【協業の背景】

 Linuxは、オープンソースOSとして科学技術計算分野から普及が始まり、最近ではビジネス分野においてもLinuxの導入に関心が高まっています。
 そこで、自動車業界など製造業のエンジニアリングサーバをはじめ、国内で1000CPUを超えるIA-64&Linuxサーバの納入実績を持つ日本SGIと、Linux対応へいち早く取り組み、エンタープライズ分野に求められる可用性と拡張性を満たすLinuxシステム基盤の提供において実績豊富な日本オラクル、そしてLinuxエンジニアを多数有し、システムインテグレーション分野で豊富な実績を持つNTTコムウェアの3社が協力して、ビジネス分野を対象に64ビットLinuxシステムサービスを提供することになりました。


【各社のLinux事業への取り組み】

●日本SGI
 日本SGIは1999年9月に「Linux分野における新事業戦略」を正式に表明し、特にエンタープライズにおけるLinuxでは他社に先駆けて先進的な取り組みを進めてきました。
 特に2003年2月に発表した「Altix 3000シリーズ」は、世界初のLinuxで1ノード64CPU構成を実現したスケーラブルなLinuxサーバです。
 自動車業界をはじめ製造業では、エンジニアリングサーバとして約30社へ納入した実績があります。また科学技術計算分野では、東京大学地震研究所のセンターマシン(108CPU構成)をはじめ東京大学生産技術研究所(64CPU)、文部科学省統計数理研究所(256CPU)などへ相次いで大規模並列システムを納入しました。
 導入されたユーザからは、大容量の共有メモリと拡張性に優れた高性能並列Linuxシステムであると高い評価を得ています。今後はこれらの実績をもとに、ビジネス分野へも適したLinuxシステムを提供していきます。

●NTTコムウェア
 NTTコムウェアは、顧客志向の柔軟なシステム構築に、Linuxなどのオープンソースが果たす役割の重要性を早くから認識していました。1999年にLinuxセンター開設、2000年には日本初Linuxに関するコンサルティングからシステム構築、運用・保守などのトータルサービスを開始。これまでLinuxにより、NTTの通信システムの構築・UNIXからの移植、VoIPや教育関係システムの構築など多くの実績があります。2003年11月には、産官学の「日本OSS推進フォーラム」、米国に本拠を置くグローバルコンソーシアムの「オープン・ソース・デベロップメント・ラボ」 に相次いで参画しました。
 また、日本のオープンソースを推進する産学官共同プロジェクト、地方NPOでも積極的に活動しています。3000人を越すUNIXに対応する人材の多くはLinuxにも対応しており、ネットワーク構築・システム構築のエキスパート集団です。

●日本オラクル
 日本オラクルは、1999年3月の、初のLinux OS対応版オラクル・データベースの提供開始以来、Linuxを基盤とする低コストでパフォーマンスの高いITインフラの提供に力をいれています。特に、Linux版オラクル・データベースと、データベース・クラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」との組合せは、拡張性・可用性に優れたエンタープライズシステムを低コストで実現する、優れたIT基盤です。また、オラクル・データベースを最新の「Itanium®プロセッサ・ファミリ」にいち早く対応させるなど、今後飛躍的な伸びが期待されるIA市場での拡販にも積極的に取り組んでいます。
 また、2000年6月に、ミラクル・リナックス株式会社を子会社として設立し、日本市場におけるエンタープライズ領域でのLinux ビジネスの普及に力を入れています。


関係各社のコメント

インテル株式会社
 インテルは、Intel(R) Itanium(R) 2 プロセッサの搭載のSGIのAltixシリーズについて、先進の共有メモリアーキテクチャにより業界でトップクラスのスケーラビリティと大容量メモリを実現したハイエンドサーバーのひとつとして大変注目しています。
 今回の3社の提携による国内ビジネス分野のコンピューティング新時代をリードする取り組みに対し、Intel(R) Itanium(R) 2 プロセッサが寄与できることを期待しています。
インテル株式会社
代表取締役共同社長 吉田 和正

ターボリナックス株式会社
 ターボリナックスは、Itanium2+Linuxによるビジネス分野でのLinux市場の拡大を目指す、今回の日本SGI、NTTコムウェア、日本オラクルによる協業を歓迎いたします。
 ターボリナックスは、今回の協業の中核となるSGI Altix350用LinuxOSに科学技術計算やDBサーバとして最適な64ビット高速プロセッサItanium専用ハイエンド・サーバプラットフォーム「Turbolinux Enterprise Server8 for Intel Itanium Processor Family」を提供いたします。Linuxはビジネス分野での成長が著しく、今回の協業により当分野でのLinux導入は更に加速するものと確信しております。
ターボリナックス株式会社
代表取締役社長 矢野広一

ミラクル・リナックス株式会社
 ミラクル・リナックスは、この度の3社におけるLinuxビジネス分野での協業を歓迎します。
 ミラクル・リナックスは、設立以来、Oracleデータベースを中心に、エンタープライズ分野でのLinuxの利用拡大を推進してきました。今回の3社の協業により、64ビットLinuxサーバをベースとしたハイエンドでミッションクリティカルなビジネス分野でのLinuxの利用が加速するものと確信しております。
 今後も、ミラクル・リナックスは、3 社の協業体制を側面からサポートし、エンタープライズLinuxの拡大を積極的にしていきます。
ミラクル・リナックス株式会社
代表取締役社長 佐藤武


<商標登録>

SGIおよびSGIのロゴは米Silicon Graphics, Inc.の登録商標です。
Linuxは Linus Torvalds氏の登録商標です。
インテル、Itanium は、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。
その他の商標については商標の所有者に所有権が属しています。


このページに掲載されている情報は、発表日時点のものです。
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あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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