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Web Terminal Serverを販売開始


報道発表 ニュース

2005.01.31

社内のレガシー・システムをWebブラウザで操作可能にする
Web Terminal Serverを販売開始


 NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:今井郁次)は2月1日から、メインフレーム(大型汎用機)などで構築されたレガシー・システムをWebブラウザから操作可能にする「Web Terminal Server(ウェブ ターミナル サーバ)」の販売を開始します。レガシー・システムのプログラム変更に多額の費用をかけることなく、サーバを導入するだけで画面表示や操作の利便性を向上できます。

【レガシー・システムの操作端末】

 メイン・フレームなどで構築されたレガシー・システムは、ホスト・コンピュータとクライアント端末間が固有の通信方式となっています。そのため、操作には専用端末を必要としますが、現在は専用端末の機能を擬似的に実現し、一般のPCから操作可能にする「端末エミュレータ」ソフトウェアが広く使われています。しかし、これらは文字や記号による旧世代の表示方式や操作方法であるなど、現在の一般的なPC操作に慣れたユーザには扱いにくいものでした(※詳細後述)。


【Web Terminal Serverの概要、導入メリット】

 Web Terminal Serverをホスト・コンピュータと端末間のネットワークに設置すると、専用端末や端末エミュレータなしでレガシー・システムがWebブラウザから操作できます。さらに、今までクライアントPC1台ごとにかかっていた端末エミュレータ導入・保守費用がサーバ1台で済むほか、下記のような導入メリットがあります。

  (1) GUI(Graphical User Interface)環境でレガシー・システムを利用できる。例えば、入力項目のフォーム化、画面遷移のハイパーリンク化、ファンクション・キーの割り当て変更などが可能となる。
  (2) 複数画面(画面遷移)を統合し、上下左右カーソルキーで画面の移動が可能となる。
  (3) 複数のレガシー・システムを一画面に表示し、操作することができ、複数端末を設置する必要がない。
  (4) 対話形式で一項目づつ投入する必要があった処理をまとめ、自動で実行できる。
  (5) 多額の費用や期間を必要とし、プログラム変更による品質低下リスクも生じるレガシー・システムを再構築することなく、ユーザの利便性が向上する。
  (6) Webブラウザが搭載された携帯電話やPDAからの操作も可能となる。
  (7) 端末エミュレータを導入した場合、クライアントPC一台ごとに購入・保守費用が発生するが、サーバ一台の導入で済む。端末数が多い場合は、価格メリットも大きく、ソフトウェア資産管理の煩雑さも軽減される。
  (8) レガシー・データを他のアプリケーションで利用可能にするJava Application Interfaceを備える。
  (9) 特定のハードウェアやOSに縛られることなく、クライアント端末のデスクトップ環境を自由に変更することができる。さらに、「Linux」OSや「FireFox」Webブラウザなど、無料で配布されるオープン・ソース・ソフトウェアを利用することにより、クライアント端末のソフトウェア導入費用を削減できる。
  (10) レガシー・システムのデータをCSVデータに変換出力できる。CSVデータを加工することで、図表/グラフ表示などが可能となる。
  (11) ホスト・コンピュータのスプール・プリンタでしか印刷できなかったスプール・データをPDFデータで出力し、一般のプリンタで印刷できる。


(※専用端末・端末エミュレータの不便な点)

 レガシー・システムの専用端末、及び、一般のPCから操作可能にする端末エミュレータには、下記のような不便な点がありました。

  (1) レガシー・システムは、文字や記号による旧世代の画面表示方式(CUI:Character User Interface)が採られている。画面は縦24字×横80字の表示文字数制限があり、スクロールも不可能で特定のキー(例:F1:次画面)を押して画面を遷移させるなど、今日のGUI(Graphical User Interface)画面表示に慣れたユーザには操作しにくい。
  (2) 端末エミュレータは、PC1台ごとにインストールする必要があり、導入や保守の費用も1台ごとに発生する。また、全ての端末エミュレータを資産管理する必要がある。
  (3) 画面表示を変えるためには、ホスト側のシステム自体のプログラム変更が必要になり、多額の費用が発生する
  (4) 業務で複数のレガシー・システムを同時に使う場合は、端末を複数使用するか、複数の端末エミュレータを立ち上げ、切り替えて使用する必要がある。
  (5) 端末エミュレータは特定のOS、さらに特定のバージョンでしか動作しない場合があり、オフィスのPC変更やソフトウェアのバージョンアップの阻害要因となる。


【ソリューション構成、希望小売価格】

 サーバ、OS、端末エミュレータWeb化ソフトウェアなどを組み合わせて提供します。

  (1) ソリューション構成 (標準構成)
     ・ハードウェア:
      ラックマウント型1Uサーバ
     ・OS:
      Novell「SUSE LINUX Enterprise Server」
     ・ホストアプリケーション統合ソリューション:
      マジックソフトウェア・ジャパン社「ApplinX」
     ・Webサーバソフトウェア:
      「Apache」
     ・データベースソフトウェア:
      「PostgreSQL」
     ・IBM iSeries(AS/400)用クライアント数無制限ライセンス
      (以下はオプション)
レガシー・データのCSV化ソフトウェア
IBMメインフレーム用クライアント・ライセンス
富士通メインフレーム(XSP、MSP)用クライアント・ライセンス
HP NonStop サーバ用クライアント・ライセンス
     ・上記、1年間の保守サービス

  (2) 希望小売価格
     標準構成:4,200,000円 (税抜 4,000,000円)
     *ソリューションのインストールについては別途費用が必要です。
 *画面のカスタマイズについては別途費用が必要です。


※製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。


このページに掲載されている情報は、発表日時点のものです。
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あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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