答え :間違っているのは4番です。

外反母趾を予防するには、指の付け根がゆったりした靴が良い → × 外反母趾の予防のためには、足の指の付け根をぴったりと支えて、足先にゆとりのある靴が適しています。

足に優しい靴として、3E、4Eなど幅広の靴が売られています。この表示は、指の付け根部分の周径「足囲」を表しています。足囲がきつくてはいけませんが、外反母趾の予防や進行防止のためには、足囲がゆるくてもいけないのです。まだ外反母趾になっていない人やなりかけで痛みのない人には、この部分がぴったり合っているか、少しきつめなくらいの方が望ましいのです。指の付け根部分がぴったりと合い、靴先に指が自由に動くゆとりのある靴が外反母趾を予防します。

その他の項目は全部正しい!

1.男性も外反母趾になることがある。

男性の外反母趾は、女性の1/10。筋力が強く、女性のように関節が柔らかいわけでもなく、ハイヒールも履かない男性でも、大きすぎる靴を履いている場合、つま先の形状が自分の指の形状(親指が長い、親指よりも第二指が長いなど)に合っていない靴を履いている場合などは外反母趾になることがあります。男性が来院した時は、変形や痛みが強く、手術をするケースが多いようです。


2.ストッキングも外反母趾の原因になる。

靴以上に長く履いているのがパンティストッキング。よく伸びるのでさほど圧迫感はないのですが、この伸縮性が実はくせもの。弱い力ながら、ゴムバンドを巻いたようにずっと足を締め付けているのです。少なくとも帰宅したらすぐに脱ぐようにしましょう。


3.ハイヒールを履くのを止めても外反母趾は改善しない。

一度あるところまで曲がってしまうと、どんどん曲がりが強くなる悪循環に陥ってしまうのが外反母趾という病気。こうなると、ハイヒールや先細の靴を履くのを止めても、ただ歩いているだけで進行してしまいます。慌てて治療しても、進行を止めるのは難しく、元に戻ることもないのです。


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