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数字で見るインターネット
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名探偵気分で鋭く推理、決め手は情報?直感?
photo image 万馬券証明書が新たなステータス

自分の予想通りにレースが展開することに快感を感じる人、好きな馬を一途に応援し続ける人、一獲千金を夢見て大穴ばかり狙う人…と、競馬の楽しみ方は十人十色。そして、こうしたそれぞれの思いを込める先と言えば「馬券」である。
これまでは、競馬場や場外馬券場が遠かったり、仕事が忙しかったりして、購入予定だった馬券を買いそびれてしまうという人も少なくなかったが、今はインターネットで自宅や外出先からでも馬券を購入できるようになった。

上記に紹介した数字は、7月6日に「IPAT(アイパット)」というサービスを使って馬券を買った人の数。このIPATはJRAが提供する会員制の在宅投票システム「A-PAT(エーパット)」の中のサービスの一つで、JRA全競馬場・全レースの馬券をインターネットで購入できる。A-PATにはこの他に電話やパソコン通信などを使って馬券購入、オッズやレース結果等の情報収集ができるサービスもある。
ちなみに、現在A-PAT会員数は180万人。そのうち、7月6日にA-PATで馬券を購入したのは59万4000人なので、当日の在宅馬券購入者の半数以上がIPAT、つまりインターネットを利用していたことになる。残念ながらA-PATは年間の新規募集枠が決まっており、応募しても抽選に当たらなければ会員になれないが、競馬ファンなら繰り返しチャレンジする価値はあるだろう(応募の詳細はこちら)。

「でも馬券の実物が手許になければ、万馬券をとった時、人に自慢できないじゃないか!」と心配している人もご安心を。JRAがA-PAT会員専用に無料で提供しているWebサービス「Club A-PAT」の中には万馬券証明書発行サービスが用意されており、これをプリントしたり、画像データにしてメールに添付することができる。実際に競馬ファンのサイトを見ていると、この証明書を掲載して喜びの報告をしている人が多く、早くも競馬ファンの定番アイテムとなっている様子。

また、JRAでは来年夏に1〜3着までを着順通りに当てる「3連単」の導入も予定している。予想が難しいだけにかなりの高配当が期待できるこの馬券、既に一部の地方競馬では導入されており、昨年8月にはナント! 975万2820円という史上最高額の配当をマークしている。JRAでの3連単が実現すれば1000万円をはるかに上回る配当が飛び出す可能性は高く、宝くじ感覚のドリーム馬券となりそうだ。

10月5日の「スプリンターズステークス」から秋のGIシーズンがスタート。年末の「有馬記念」までほとんど毎週のように大きなレースが開催される。
詳細な情報集めから馬券購入まで、すべてをインターネットでこなせてしまう今、これらを利用しない手はない。あるものはどんどん活用して、目指せ、万馬券! 増やせ、万馬券証明書!

 

おすすめサイト
JRA(日本中央競馬会)(http://www.jra.go.jp/

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