昨年来、私は無料のメールソフト「Mozilla Thunderbird」を愛用しています。迷惑メールフィルタが充実していて、セキュリティにも強く、ブログ対応のRSSリーダーとも一体化しているのでとても便利です。インターネットから無料でダウンロードできることもあって、世界中で愛用者が急増しているようです。
「ThunderBird」はアドレス帳機能も充実しています。もちろん、OUTLOOK EXPRESSなどの現在お使いのメールソフトのアドレス帳や住所録ソフトのデータをインポートすることができますので、一から登録し直す必要はありません。
複数のメールアドレスや電話番号を登録できるだけではなく、自宅・勤務先の住所や個人・法人のURLもそれぞれ別個に記録することができます。通常、住所録に求められる項目は網羅されていると考えて良いでしょう。
中でも一番気に入っているのは、アドレス帳に「メモ」欄があるところです。ここにいただいた方々のメールの最後についている署名を「丸ごとコピー」しておけるのが何と言っても便利なのです。いちいち会社名や住所などを個別に入力しなくとも、ほとんどの場合、これだけで用が足りてしまうからです。
ですから、ここのところ、私の住所録入力=ビルドUPは、もっぱらメールソフトのアドレス帳を中心に、署名のコピー&ペーストで行っています。
もし必要ならば、特に重要な人の分だけ、住所や電話番号などの個別項目をじっくり入力すれば良いでしょう。
また、逆にアドレス帳を他のソフトで使えるようにエクスポートすることもできるので、データ加工やバックUPも簡単です。
ただし、海外発のフリーウエアですので、日本語版1.02では、姓名を入力した時に自動入力される姓名が逆転するなど、まだまだ改良が必要な点があります。また、まだWindows版だけで、MACユーザーには提供されていません。しかしながら、このオープンソフトウエアは、世界のボランティア有志が開発を続けているので、この状況もいずれ改善されるでしょう。
▼Mozilla Thunderbird 日本語版1.02
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
次に、大切なアドレスをバックアップする術をご紹介します。
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