『今日の雑学+(プラス)』という情報誌を発行しています。ただそれ自体は収入源ではありません。雑誌等への連載を主とした文筆の仕事が第一です。情報社会における人と知のあり方に興味があるので、情報社会学研究や知的生産性向上支援(調査受託や知識検索エンジンの提供)などにも携わっています。 時間的には、「シフトアップかすが」という非営利組織を基盤にした、情報化を通じたまちおこし活動が大きな部分を占めています。「田舎.tv」というウェブサイトの運営が中心ですが、グリーンツーリズム的な活動などにも「情報化」の視点から取り組んでいます。その延長として、「CANフォーラム」や「地域サイトネットワーク」運営委員としての活動があります。
昔、友人たちと創作同人誌を発行していました。パソコン通信はそれ以前からやっていたのですが、1994年頃かな、『SFマガジン』(早川書房)誌上で、翻訳家の大森望さんがインターネットについて書かれた文章を読んで、作品の発表に同人誌より向いていると思って。それで1995年に初めて自分のページを作り、1998年になって『今日の雑学+(プラス)』を創刊したという流れです。
メールの受信数は、100から200通くらいでしょうか。こちらから送るのはその10分の1くらいです。受信のときは、メールソフトの自動巡回機能を使わないようにしています。メールが届くたびにアラートが出て、思考を妨げられてしまうので。また、最近はスパムやウイルスが多いので、リモート機能を利用してサーバ上で怪しいメールを削除してから、本文をダウンロードするようにしています。純粋にメールそのものを読む時間は、情報誌的なメールならせいぜい1通10秒くらい。個人宛メールはもっとしっかり読みます。 メールの送信は、何度か手を入れてから送ります。とりあえず書いて一度目を読む側の立場で読み返して、誤解を受けそうなところ、誤読されそうなところを補足し、二度目に不要なところや冗長なところを削り、三度目で全体の読みやすさを点検して送信します(気心の知れた相手ならそこまでしませんけれども)。だから送信にはけっこう、時間がかかっていますね。
ものを書くという仕事は、プライベートと分けられないので、メールも明確には分けられません。目的別というか性格別に分けるために、いくつかのメールアドレスを使い、読むときの態度を切り換えています。個人宛のメールは真っ先に、かつしっかり読みますが、情報誌メールは1日とか数日に1度、まとめて流し読みするとか。 整理法としては、メールソフトのフォルダ機能を利用した自動振り分けです。あと、優先度が高いメールは、赤く色をつけて返事を急ぐように心がけるなどしています。最近、それでも返事が遅れることが増えてきたので、やっぱりメールは即返信かなあと思っています。
そもそも自分自身の勉強として身につけたことを、ネットでも公開するようにしたというのが、ことのはじまりです。当初目的の同人誌的なネット利用、つまり自分の作品を公開することは結局していません。その前段階(下調べで得た情報をコラムとして公表したり、役立ちそうなクリップを公開したり)を、とりあえずネットでやっているということです。 そうこうするうちに、読者から得られる反応や、公開という行為そのものにある、自分自身を引き出す力、人と出会う力が貴重な財産になってきました。同じような経験を他の人にもしてもらい、その力を結集して、まちおこしにつなげようと。そういう思いでやっています。
明確に分けづらい部分があります。企業内個人によるブログでもそうだと思いますが、「私」を磨くからこそ「公」に貢献できる。まちおこし活動でも、「他の人の喜ぶ顔が見たい」という「私」的欲望を追求する結果、「公」の力になっている気がします。滅私奉公ではなく、活私奉公みたいな。ただ、情報漏洩といった倫理的な面には気をつかっていますし、途中経過で分けづらい以上、最終的な達成目標のマネジメントをしっかりすることは心がけています。
DELLのタワー型デスクトップ2台でひとつの液晶を共有。1台はバックアップ用です。それから、出張時に利用するノートPCもDELLです。家庭内では有線+無線LANを利用しています。ハンリョ用、親用、子ども用などのパソコンを接続するためです。 ネット環境面ではブロードバンドが最近までなかったのですが、『田舎BB』というADSLサービスを自分たちのグループで始めました。都会と違ってインフラ面ではどうしても遅れがちですが、人のつながりがあるので、携帯でちょっと電話して相談したり来てもらったりというメリットがあります。 田舎って屋外に楽しい情報が多いので、都会より無線が有効と思っています。それで、地域でも無線アンテナつけましょうよと啓蒙しています。登山客に人気のある「三尾山」(標高580メートル)の頂上でも無線ネットが利用できるようにしました。いや、だから何に使えるってものでもないのですが。
文筆業とあって、手をいたわる気持ちで、キーボードにこだわっています。あとは適度に屋外に出て山に囲まれてみるとか。 自宅で仕事をするということは、「いつでも仕事ができる」ということなので、「いつも仕事に追われる」環境になりえます。その反面、「いつでも逃避できる」「いつでも外で遊べる」でもあり。ストレスは気の持ちようでしょうか。
コラムを書くときに利用するサイトという視点で、科学系のネタに出会える情報源系、関連調査や文献入手等に利用する調査系からいくつかご紹介します。
情報源系
調査系
コラムとは関係ないのですが、最近出会って個人的に「!」と思ったものもご紹介します。
最近発見したサイトですが、各種の統計をしっかりまとめてあって、便利です。
以前、子どもが脱酸素剤をなめてしまって、わあ、大丈夫か、とネットで調べていたときに出会ったサイト。探せば専門情報がきちんとあるのだと感動しました。
自分で情報を発信してみること。これがいちばんです。
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