|
NHKオンデマンドには、過去10日間ほどに放送した番組を公開する「見逃し番組」と、過去にNHKが放送した注目番組を公開する「特選ライブラリー」がある。
|
|
「見逃し番組」は毎日10〜15本の番組を公開。1本105〜315円で視聴できる。見放題パック月額1,470円も。
|
|
「特選ライブラリー」には、1950年代からのお宝モノの映像約2,000本がずらりと並ぶ。こちらも1本105〜315円で。
|
|
パソコンでの視聴は、1.5Mbpsの高解像度か、768Mbpsの低解像度の2つのビットレートから選ぶ。テレビ系のサービスではハイビジョンで楽しむことができる。
|
それではまず、サービス内容から見ていこう。
NHKオンデマンドのサービス内容は大きく「見逃し番組」と「特選ライブラリー」に分かれる。
「見逃し番組」は、NHKの提供する国内のテレビ5波(総合、教育、BS1、BS2、BShi)の中から、毎日10〜15本を選び、放送終了後24時間以内に提供。公開期間は10日間程度となっている。また『おはよう日本』、『正午のニュース』、『ニュース7』などのニュース番組は放送終了後2〜4時間後に提供、最長1週間の公開。料金は105〜315円で、月額見放題パック1,470円も。
「見逃し番組」に含まれるのは『ITホワイトボックス』などのドキュメンタリー、『きょうの料理』『きょうの健康』などの定番番組、『クローズアップ現代』『経済最前線』などのビジネス系、『グイン・サーガ』などのアニメ等々、本当に多岐にわたり、放送を見逃した人はもちろん、録画を忘れたり、録画に失敗した人にもありがたいサービスだ。
一方の「特選ライブラリー」は過去に公開されたドキュメンタリー、ドラマなどの中から要望の多い作品を公開。サービスを開始した昨年12月には1,260本が公開されたが、その後続々と追加され、2009年6月末の時点で1,956本の作品が公開されている。毎週金曜日に約20番組程度が公開され、今後も順次追加されて行く予定だ。料金は105〜315円で、シリーズなど複数本をまとめて割引価格で購入できるパック販売もある。
ラインアップを見てみると『龍馬が行く』『天と地と』などの大河ドラマ、『シルクロード』『地球大進化』などのドキュメンタリー、『タイム・トラベラー』『なぞの転校生』などのドラマ、『みんなの歌』『夢であいましょう』など、懐かしい番組がずらりと並ぶ。正に、日本のテレビの歴史を見る思いだ。
動画の品質はというと、パソコン用の映像は1.5Mbpsの高解像度か、768Mbpsの低解像度の2つのビットレートで配信されている。
だが、NHKオンデマンドの配信はパソコン用ネットサービスだけではない。有線テレビ(J:COM)や、ネット対応デジタルテレビで利用できる動画配信サービス(アクトビラ)、光ケーブルでの動画配信サービス(ひかりTV)など、テレビ向けのネットサービスにも対応している。こうしたテレビ系動画配信サービスでは、動画品質はハイビジョンで配信しているので、非常に鮮明な画質で視聴できるわけだ。
現在は、パソコンでの利用が多いが、今後はデジタルテレビの普及で、手軽で高品質な画像が楽しめるテレビ系のユーザが増えると期待されている。 |