それでも、何とか1日100通の正規メールと向かい合っておりますが、更に困った事態が発生いたしました。それは、正規メールと思ったら迷惑メール、正規メールと思ったら迷惑メールフォルダに捨てられてしまうというケースが頻発しているのです。
これは「悪い人ほど賢い上に、よく勉強する」ということかもしれません。迷惑メールの大半は、題名や差出人だけで一目瞭然で見破れる他愛の無いものです。ですから、迷惑メールフィルタも上手に仕分けてくれます。
しかし、昨今は正に「メール道」に則った迷惑メールも多くなり、やすやすとフィルタを通り抜けて届きます。疑い深い私でさえ、うっかり開けたくなるような題名であわてます。
何より、問題なのは、立派な仕事をしている、立派なビジネスパーソンが、ことメールになると、突然初心者になってしまうことです。こうした迷惑メール地獄が進んでいることを顧みず、今どき迷惑メールでも使わない、あいさつだけの題名、あいまいな題名、名前だけの題名で送ってくださいます。
その結果…賢いわがフィルタは、知人や縁者の誠実なメールを、ゴミ箱に入れてしまうのです。