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かしこい生き方を考える COMZINE BACK NUMBER
品川デジカメ散歩
第1回「名建築を訪ねる」

今月は、開発が進むりんかい線に沿って運河を散歩。潮の香りが心地良く、のんびりと海と空のある風景を楽しめる。
釣りをする人、船を出す人、水辺の生き物を観察しに来る人と皆、それぞれの休日をゆったりと過ごしていた。
 

散歩マップ
品川概要
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品川インターシティ 今日の出発点はこちら。品川開発の先陣とも言える品川インターシティ。壁に映るのは西側にある高層ビル。10社の企業連合が本社機能のほか住宅などを含む複合ビルを建設した。この東側にある東京都中央卸売り市場食肉市場も、今後整備される予定だ。
品川インターシティ。隣接のビルが壁面に映る風景がいかにもオフィス街らしい
羽田が近いので飛行機が多い。残念ながらシャッターチャンスを逃してしまったが、ここではビルとビルの間の青い空に飛行機が浮かぶ風景が撮影できる。また、モノレールが間近に見られるのもこのエリア。隣接のシーフォートには目線の高さにモノレールの線路があるスポットがあるし、モノレールが通るのを真下から見られる場所もあったりと、乗り物好きにはちょっとうれしい。 空と海があるオフィス街
倉庫跡を利用したカフェ 天王洲は江戸時代には第四お台場として、最近では流通の倉庫街として重要な役割を果たしてきた場所で、開発が始まったのは1985年。外資系企業の本社が多いせいか、他のオフィス街とは何となく雰囲気が違う。
空と海があるオフィス街(上)
この辺りは倉庫街でもある。こちらは倉庫跡を利用したカフェ(下)
八潮公園 大井ふ頭緑道公園は、文字通り品川八潮パークタウンへ続く緑のある道といったところ。日曜日ともなれば、パークタウンに住む人々のみならず、周辺の住民が車で犬の散歩やジョギングをしにやって来る。工業地帯らしく対岸には、東京都立工業専門学校が見える。
八潮公園はすっかり潮の香りに包まれている
りんかい線は1996年に新木場-東京テレポート間が開通し、天王州アイルまで延伸したのが2001年。その後2002年に大崎までの全線開通となった。JR埼京線との相互乗り入れなどで、神奈川や埼玉から、臨海副都心へのアクセスが一層便利になり、沿線では今も着々と住宅建設などの開発が進んでいた。 りんかい線
りんかい線天王洲アイル駅。各駅それぞれのデザインが施されている
品川インターシティ〜高浜運河〜天王洲〜京浜運河〜八潮公園〜八潮橋〜りんかい線
高浜運河沿いには東京水産大学があり、その周辺のガードレールは灯台の形をしている。女子学生がドラマの撮影で天王洲に誰それが来ていたと、声を弾ませていた。周辺には団地も多く、野球場ではリトルリーグの練習が行われていた。「飛んだぁ」の大きな声とともに、ユニホームを着た女の子が出てきて運河に落ちたボールを慣れた様子で拾って行った。 リトルリーグの女の子
リトルリーグの女の子。ボール拾い専用の道具がある
京浜運河沿いに来ると、潮の香りが一層強くなる。釣り糸を垂らす人がたくさんいる。ただし、今日はあまり収穫がなさそうだが…。
京浜運河ではハゼ、鱸(すずき)、鯔(ぼら)などが釣れるほか、蟹、鷺(さぎ)、鴫(しぎ)、富士壺、紫胎貝(いわゆるムール貝)なども見られる。
京浜運河
運河脇の沿道公園は休日には釣り人が集う
八潮橋からモノレールの線路を見ると、これが随分曲がったり上下していたりすることが分かる。大井競馬場前駅からは、運河に沿ってカーブを描いている。全長414メートルの八潮橋は、左右にぎゅんとカーブしている上に、喫水の高い船が通れるように橋を高くしているため、坂になっているそうだ。 八潮橋
左右にうねるモノレールの線路



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イラスト/小湊好治 Top of the page

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