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第1回 はじめに
   〜メール縁中心の自己紹介とごあいさつ
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はじめまして!久米 信行です。

本日から、「eメール」を「eメール以上」に使うためのミニコラム
「メール道」をお届けいたします。

ささやかなメール体験にもとづく「自己流」「発展途上」の「道」
ではありますが...

みなさまの体験やご意見も、ぜひお寄せいただき、
よりよいものにしていきたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。


■毎日1通、7年以上続いている「縁尋奇妙」メール

私は、1995年以来、平日は、ほぼ毎日のようにメールマガジンを発行してき
ました。

        @      @      @

この「縁尋奇妙」という名の風変わりなメ−ルマガジンは、
もともとは、朝礼がわりの社内メールでした。

日々気づいたこと感動したことなどを送る「日記のようなもの」だったのです。

        @      @      @

しかし、時は、まさに、ネットビジネス創生期。
次々に素晴らしい方々と勉強会などで知り合うことができたのです。

そこで、出会った方々と、ずっとつながりたい一心で
「お礼状がわり」に、その「日記メール」を出すようになりました。

今、考えれば、ジャンクメールそのもので、赤面してしまうのですが....
きっと、まだ、お互いにeメールそのものが珍しく、受信箱がガラ空きだ
ったこともあってか、みなさん我慢して読んで下さったのでした。

        @      @      @

こうして、誰かに出会っては、お礼がわりに日々メールを出すうち、
アドレス帳は、100人200人と増えてきました。

そして、ありがたいことに、縁が縁を呼んでくれるようになりました。

今までは、とても接点が無かったような、年齢性別職業がまったく異なる、
有名無名のユニークな縁者の方々と交流できるようになったのです。

        @      @      @

さらに不思議なことに、あたかも投稿のように縁者から
メールで情報が集まるようになりました。

それを「今日お伝えしたいベストメール」として再発信するようになりました。

かくして、今で言うなら
「メールマガジン」のようなものに進化したわけです。

        @      @      @

また、縁あって、日経ベンチャーWEBサイトのコラムとして
WEBに連載されることにもなり、ますます縁は広がっていきました。

見ず知らずの方から、突然、読んだというメール、
参加したいというメールをいただけるようになったのです。

        @      @      @

こうして、気が付けば....

この7年あまりで1500通以上の「異業種交流」いや「異人種交歓」の
メールを毎日発信することになったのです。

■ビジネスメールを超える非ビジネスメール

同じ1995年に、私は、本業=Tシャツ製造販売業=の新しい試みとして、
T-GALAXY.COMというWEBサイトをスタートさせました。

おかげさまで、1997年に日経インターネットアワードをいただいて、
かくれた人気サイトになりました。

        @      @      @

それに伴って、ビジネス関連のメールも多くなったのですが....

どうも、要件だけを伝える短いビジネスメールでは、出しても受けても
心がときめかない自分に気づきました。

むしろ、ビジネスとは、直接、結びつかないような、公私混同の
「縁尋奇妙」メールを交わしているときにこそ、双方が「自分らしく」
あるのではと感じてしまうようになったのです。

        @      @      @

また、誰もがメールを使うようになってから、
どうも「自分のことしか考えていない」メールが目に付くようになりました。

たとえ、見かけ上は、ていねいな言葉を使っていても....

なぜか「下心の有る無し」が、すぐに見分けがついてしまうのです。

むしろ、eメールでは、身だしなみや字のきれいさ等で繕えない分だけ
面談や手紙よりも、ごまかしがきかないとさえ感じるようになりました。

        @      @      @

さらには、ネット上での大喧嘩や、企業とクレーマーとの
果てしないやりとりを見ては驚き、そして怖くなりました。

どうやら、その発端を調べてみますと、
事の本質や、それぞれの本心とは関係のない「言葉のすれ違い」や
「メールの行き違い」が、感情を逆なでしてしまったようでした。

eメールでは、顔が見えない、声が聞こえない分だけ、伝えるのは
難しいようです。

        @      @      @

こうして、便利なeメールなるものを使えば使うほど....

書店にならぶ「メールソフトの使い方」や「ネチケット解説」の本では、
解決できないことがあることを思い知らされるのです。

もっと深く心に根ざした「eメールをeメール以上に使う方法」が必要だと
思えてならないのです。

それこそが私にとっての「メール道」なのです。


■そこで.....「メール道」

いよいよ、業種を問わず、本格的に、お客様とのメールのやりとりが
はじまってきました。

もう、時間はあまり残されていません。

        @      @      @

この「メール道」では、メールを出す方も出される方も、
「心が弾むような気分」になる「メールのやりとり」を目指します。

まずは、「テクニック」より「心構え」が中心になるかと思います。

そして、いずれは、みなさんがメール達人として、ご自身のメールマガジン
を発行して、見知らぬ人にも気軽にメールで交流できるようになることが最
終目的です。

少しでも、そのお役に立ちますよう、心をこめて毎週メールします。

お忙しいでしょうが、1回1回は、短いメールですので、
仕事の合間にご笑覧ください。

そして、メールを出すときに、よろしければ、思い出しては、一つずつ試してください。

実践がすべて、体験こそすべてでありましょう。

それでは、これからしばらくの間、おつきあいくださいませ。


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