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第34回 第2章 事前準備
  第03項 電子署名づくりの基本
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■第2章 事前準備

 第3項

 電子署名づくりの基本

 〜うまく作れば名刺代わりになり重宝される

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■電子署名は名刺代わり
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こと日本においては、名刺をお互いに交換せずに始まる、商談はありえ
ないでしょう。

お互いの名刺を「読む」ところから「おつきあい」がはじまります。


また、電話をかけるときには、まず自己紹介。

自らの所属役職を、名前と一緒に告げなければ、失礼にあたるでしょう。

        @      @      @

メールにおいては、電子署名が、名刺や自己紹介のかわりになります。



■電子署名を作らずにメールをはじめる人たち
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ところが.....残念なことに、電子署名のついていないメールを送って
くる人が、いまだに多いのです。

それも、実際お会いした時や、電話でお話しした時には、ていねいで、
ご立派なご対応をされる方のメールにも、なぜか「署名がない」ことが
あるのは驚きです。

おそらく、メールをはじめるときに電子署名の大切を教えてくださる方が
いらっしゃらなかったのでしょう。

そして、電子署名を作る前に、メール発信を、はじめてしまったのかも
しれません。

事前に作って、登録しておけば、あとは自動的にメールに追加されるので
簡単なことなのですが...

もったいないことです。



■電子署名は名刺よりも便利
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電子署名は、うまく使えば、名刺よりもはるかに便利なのです。

        @      @      @

もともと、メールを活用すれば、返信する時に宛名書きも必要なく、
届いたメールの送信者を簡単にアドレス帳に登録しておくこともできま
すので「名刺不要」の世界です。

しかし、時には、電話をしたり、郵送したり....とメール以外の方法で
連絡をとりたいこともあるでしょう。

そんな時に、受信箱に、署名つきメールが入っているとわかっていれば、
名刺ホルダーをめくって1枚1枚探す必要がありません。

メールソフトの検索機能を使って「差出人名」を入力すれば、たちまち
相手がくださったメールが複数見つかるはずです。

そのメールを開いて、文末の電子署名を見れば、住所や電話番号などが
わかるということになります。

        @      @      @

また、異動や移転のニュースも、いちいち連絡ハガキを出さずとも、
お知らせメールで十分ですし、最新メールに最新の電子署名をつけてお
けば「音信不通」になることもないでしょう。



■電子署名に、まず書くべきこと
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まずは、必要最低限の、簡単な電子署名を作ってみましょう。

もちろん、ビジネス用途ならば、名刺に書くことは、すべて記します。
以下の7点セットは必須項目と言えるでしょう。


 1)氏 名
  (漢字で書き、読み方が難しければフリガナか英字表記も)
 
 2)会社名
  (知名度が低い場合は業種やキャッチコピーを書くことも)
 
 3)部課名・役職名
  (特に、大きな組織の人は詳しく書く)
 
 4)郵便番号・住所
  (最寄り駅や目印、案内地図のURLを書くと親切)
 
 5)電話・FAX
  (携帯電話を書く人も)
 
 6)メールアドレス
  (緊急用のケータイアドレスを書く人も)
 
 7)会社のホームページアドレス
  (大組織なら所属部署や、主力商品のアドレスなども併記する)



■電子署名だとわかるようにデザインする
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上記の7点セットのデータがそろったら、罫線などを使って、それを
美しくレイアウトする必要があります。

文字だけで、署名を作ればわかりますが、それは、味気なく、また目立
たないものになってしまいます。

たとえ、名前の上段、下段に、シンプルな罫線を一本入れるだけでも、
かなり読みやすくなるはずです。

        @      @      @

罫線や記号などの使い方には、個性が表われます。

適度に使えば、美しく個性的になりますが...
使いすぎますと、逆に読みづらく、下品に見えることがありますので、
ご注意ください。

メールマガジン発行主や、オンラインショップ店長など、メールの達人
から送られてくる電子署名に注目して、デザインしてみると良いでしょう。



■それだけにはとどまらない活用法
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もちろん、電子署名は、名刺よりも、もっと深い活用法が可能です。

ホームページやメールマガジンとの連携など、インターネットならでは
の方法と合わせて、究める価値があります。

そこで、次回より、電子署名をもっと積極的に活用する方法を、事例を
まじえながらご紹介いたします。



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