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第36回 第2章 事前準備
  第05項 署名を簡単PRに使う方法 その1
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■第2章 事前準備

 第5項

 署名を簡単DMにする方法も

 〜企業概要や理念、そして今一番お薦めの情報を紹介する

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■電子署名にたった一文添えるだけでもPR効果が!
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電子署名に、名刺同様の、所属・役職・名前・連絡先が書いてあるのは
一般的なことですが...

中には、それを、あたかもダイレクトメールのごとく活かしている達人
もいらっしゃいます。

        @      @      @

なにしろ、メールは、旧知の取引先にだけ出すのではなく....

異業種交流メール、趣味のメーリングリスト、知人友人とのメールなど、
あらゆる場面で交換するものです。

ですから、署名に一工夫するだけで、そのあらゆる場面で、さりげなく、
会社案内やチラシを配っているような効果が得られるのです。



いくつか事例を見ながら、その効果を探って見ましょう。



■一文を添えて、どんな団体なのかを伝えたい場合
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まずは、エヌシーネットワーク代表 内原 康雄さんの電子署名を見て
ヒントを探しましょう。

同社は、金型部品製造業を中心に、1万社を超える関連の中小企業が
登録しているという受発注データベースを管理する、知る人ぞ知る
先進企業なのですが....

知らない人は、社名を見ただけでは、その仕事の内容をイメージする
ことは難しいはずです。

そこで、通常の電子署名の上に、企業説明の一文を添えてあります。

飾りの「罫線」などを使っていない、とても地味な署名ですが...
業態を説明する「キャッチコピー」があるとないとでは大違いです。

ちなみに、内原さんは、メールアドレスの前にmailto:を付けています。
こうすることで、多くのメールソフトで、そのアドレスが青文字表記の
リンク表示となり、そこをクリックすると自然にメールウインドウが
開いて返信できるようになります。


▼▼▼ 内原さんの署名 その1 ▼▼▼

≪中小製造業のための情報ネットワーク≫
株式会社 エヌシーネットワーク
千代田区神田東松下町10-2 上田ビル本館2・3F
TEL 03-5298-3511 FAX 03-5298-3513

内原康雄



また、内原さんの署名には別バージョンもあります。

同社が名実ともに、同業態のオンリーワン企業となって、会員も十分に
獲得できた現在は...

むしろ、この企業理念を掲げた署名を活用されているようです。

また、メールソフトが進化して、mailto:をつけなくとも、メールアド
レスがリンク表記されるケースが増えたこともあって、アドレス表記も
シンプルに書き直して、読みやすくなっています。

署名も所属する団体の成長や、ツールの進歩と合わせて、少しずつ変わ
っていくことがわかります。


▼▼▼ 内原さんの署名 その2 ▼▼▼

≪挑戦する製造業のために≫
株式会社エヌシーネットワーク
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町10-2 3F
TEL 03-5298-3511 FAX 03-5298-3513

内原康雄



■今後の接点となるメールマガジンを知らせる場合
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次は、社団法人ソフト化経済センターの田原 一矢さんの署名です。

まずは、改良前の署名です。


▼▼▼ 田原さんの署名 その1 ▼▼▼

**************************************************
(社)ソフト化経済センター  
    田原 一矢
東京都港区虎ノ門1-25-5 第34森ビル3階
Tel 03-3580-1131 Fax 03-3580-1130
E-mail xxxxx@softnomics.or.jp
xxxxx@jcom.home.ne.jp(自宅)
URL http://www.softnomics.or.jp

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上下に「罫線」が入っているだけで、署名らしく見えますね。

前半は、通常の「名詞のような署名」です。

ただし、自宅のメールアドレスも明記されているので、公私問わず、
より積極的に親密にコミュニケーションを取ろうとしていると
感じていただけるでしょう。

        @      @      @

そして、ポイントは、最後の3行です。

同センターが有名な経済評論家「日下 公人」氏の関連団体であること
毎週、読めるメールマガジンを発行していて、それを読んで欲しいこと
が伝わるはずです。

        @      @      @

メールマガジンを読んでもらえれば、毎週、継続して、より深いコミュ
ニケーションを重ねることができるので、ぜひお勧めしたい方法です。

ホームページでは、その場限り、せいぜい数ページしか見てくれずとも、
メールマガジンは、その中身が面白ければ、毎週、習慣になって読んで
くれる可能性があります。

そこで、伝えたいこと、お薦めしたい物などを、毎回小分けに少しずつ、
そして、1年2年とかけて、じっくり繰り返しコミュニケーションする
ことで、気が付けば、真のファンになってくださるかもしれません。

        @      @      @

欲を言えば、そのメールが無料であることも伝え、メールマガジン登録
できるページへのリンクをはれば、さらに効果的ですが...

現在の、田原さんの署名では、しっかり改良されています。


▼▼▼ 田原さんの署名 その1 ▼▼▼

**************************************************
(社)ソフト化経済センター  
    田原 一矢
東京都港区虎ノ門1-25-5 第34森ビル3階
Tel 03-3580-1131 Fax 03-3580-1130
E-mail xxxxx@softnomics.or.jp
xxxxx@jcom.home.ne.jp(自宅)
URL http://www.softnomics.or.jp

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この署名の改良だけで、きっと、メールマガジンに登録する人は増えた
はずです。

さらに効果を高めたければ...

URLの前後に、「今週のメルマガは○○の話」などと、
興味深いテーマを毎週告知する方法が考えられます。

初回見たときは申し込まなくても、何回か「面白いテーマ」を見ている
うちに登録してくれる人が現れるかもしれません。

        @      @      @

署名を、もっとも効果的に使いたいのならば、場合によっては、
毎週、さらには、毎日署名を替えるのが効果的な場合もあります。

たとえば、季節商品を扱うならば...
「毎年、○月第○週は、この商品についての一行コピーを添える」
とルールを決めておいたり...

日々、仕入れが変わるものであれば、
「今日のお薦め入荷品は....」と告知するのも良さそうです。


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