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第8回 第0章
   はじめに 第7項 ご利益は「求めなければ」得られる
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■第0章 はじめに

 第7項

 ご利益は「求めなければ」得られる

 日々ただ役立つ情報を発信し続ければいつしか

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■ご利益ばかり挙げてはみたものの

まず最初に、電子メールの素晴らしさを知っていただいて、
一人でも多くの方が、「メール道」を究めたくなりますように.....

ここまで「ご利益」ばかりを書いてきました。

        @      @      @

ところがメールの悩ましいところは.....

ご利益ばかりを求めようとすればするほど「それが得られなくなる」こと
が多いというところです。


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■こんな人とだけはつきあいたくない

メール道は、結局のところ「人づきあい」そのものです

ご自身が、だれかと「おつきあい」をする時のことを考えていただけれ
ば、「求めすぎはいけない」とすぐわかっていただけるでしょう。

        @      @      @

「自分のご利益ばかりを考えている人」は、すなわち
「こんな人とだけはつきあいたくない」人ではないですか?。

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  ・何かをたくらんでいそうな人。

  ・お願いばかりするけれど、自分では何もやらない人。
   =情報を欲しがるけれど、自分では発信しない人

  ・イキナリ馴れ馴れしい人

  ・自分に関係ないことには素っ気ない人

  ・計算高く、商売になりそうなことしかしない人

  ・何かしてあげてもありがとう一つ言わない人

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先日も、まだ知り合ったばかりで、あまり親しくない人から、
「自分の本が出たので書店で見つけたら買って」という
お願いメールめいたものが届いたのですが.....

同じ文面であっても、メールの送り手によっては、
なぜか「不愉快な気分」になるものです。


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■どんな人なら、長く親しくつきあいたいか考えてみると

今度は、反対に、どんな人なら、自分は、長く親しくつきあいたいか、
つきあえるかを、考えてみます。

それは、ちょうど、上記の裏返しになるのでは???


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  ・明るくオープンで公明正大な人

  ・お願いしなくとも自分でやってくれる人
   =役立つ情報を、自分から発信つづける人

  ・親しき仲にも礼儀がある人

  ・自分に関係ないことでも真剣に考えてくれる人

  ・商売に関係なく、ボランティア精神で奉仕する人

  ・ちょっとしたことでも、ありがとうと言ってくれる人

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先ほど、毎日、書評を無料で送ってくださるWeBookの「しんのすけさん」
から、うれしいメールをいただきました。

「会社で10台ほど古いPCを処分するのだが、まだ使えてもったいない。
 これを喜んでくれる学校や団体などがあれば寄付したいのだが?」

もちろん、しんのすけさんからすれば、会社の費用で捨ててしまえば済む
話なのですが、なぜか、そうはしておけなかったのです。

私も、商売とは無縁ですが、心あたたまる話ゆえ、関心がありそうな縁者
に、さっそくご紹介のメールを出しました。

その時、メール署名から、しんのすけさんが、新しいホームページを応援
しはじめたことが、たまたまわかりました。

もちろん、一言も「紹介してほしい」とは言われませんでしたが、私の方
から「応援メールをださせてください」と申し出ました。


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■「与えれば与えるほど」いつか「返ってくる」世界

なぜメールひとつでも対応がこれほど違うのか自分でも驚きます。

しかしながら、どいうも.....

「私心のないメール」には、ついついこちらも「真心をこめた返信メール」
を自然に出したくなるようなのです。

        @      @      @

どうも、「メール道」の世界は....

「与えれば与えるほど」いつか思いもよらず「返ってくる」世界では
ないかと思えてなりません。

GIVE & TAKE が、ビジネス社会、契約社会のルールですが、

GIVE & GIVE いや GIVE,GIVE & GIVEN という別のルールが、

インターネットでの情報流通では「働いている」のではないでしょうか?

        @      @      @

しかも

たとえ「与え続けて」いても、一朝一夕に、しかも望みどおりのメールが
「返ってくる」ことはないでしょう。

役立つ情報を出して出して、返事はないけど出しているうちに

いつしか、ひとつふたつ返信が来るようになり、
それに真心のこめた返信を書き、

さらに情報を出して出していって........

ご利益を得ようとしていたことすら忘れるようになった頃から、
何かが変わるかもしれません。

        @      @      @

 「無欲の大欲」「無作為の作為」

        @      @      @

ですから、決してあせらずに、欲張らずに。

5年後10年後に、生涯おつきあいしたいと心から思える
数百人の仲間ができることを夢見ながら、
「メール道」をゆったりと歩んでまいりましょう。


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