田村秀行(たむらひでゆき)
キヤノン(株)MRシステム開発センター 所長
(株)エム・アール・システム研究所 専務取締役
●1970年京都大学工学部電気工学科卒。通商産業省工業技術院電子技術総合研究所主任研究官を経て1986年キヤノン(株)入社。情報システム研究所知能工学研究部長、情報メディア研究所長等を歴任して、現在に至る。
1989〜1996年東京工業大学講師「画像処理」を担当、1998年より静岡大学情報学部講師「映像メディア論」を担当。他、九州大学、名古屋大学、三重大学、岐阜大学等で非常勤講師をつとめる。⇒[略歴][学協会委員][編著書][表彰

●電総研時代は、主として大型プロジェクト「パターン情報処理システム」に参加、画像処理ソフトウェアパッケージSPIDER (Subroutine Package for Image Data Enhancement and Recognition)の開発リーダー。情報処理学会コンピュータビジョン研究会初代代表幹事、『コンピュータ画像処理入門』(総研出版)等により、画像処理技術の基盤構築、啓蒙活動に関わった。SPIDERは日本の国有ソフトウェアの公開第1号となり、現在PCで利用されている各種画像処理プログラム、フォトレタッチ・ソフト等を生み出すもととなった。
●1980年代半ばより「Dr. SPIDER」の名で、画像系技術雑誌にエッセイや技術評論を執筆。1992年からは「O plus E」誌(新技術コミュニケーション発行)に「コンピュータイメージフロンティア」を連載し、マルチメディア、ディジタル映像分野の大変革の様相を同時代体験としてレポートしている。
●1997年現実世界と仮想世界を融合する「複合現実感研究プロジェクト」がスタート、2001年3月まで同プロジェクト・リーダー。現在、日本バーチャルリアリティ学会複合現実感研究委員会委員長、複合現実型エンターテインメント協議会技術顧問、ISMAR(International Symposium on Mixed and Augmented Reality)常設委員会メンバーとして、MR技術/システムの宣教師&セールスマンをつとめている。



戻る



月刊誌スタイルで楽しめる『COMZINE』は、暮らしを支える身近なITや、人生を豊かにするヒントが詰まっています。

Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2003-2015

[サイトご利用条件]  [NTTコムウェアのサイトへ]