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![]() ![]() 中高生の子供を持つ皆さん。あなたのお子さんは自分専用のパソコンを持っていますか? あなたはお子さんに、持たせたいですか?
オーストラリア連邦政府は、「すべてのハイスクールの生徒(日本では中学生・高校生)に自分専用のパソコンを持たせる」ことを、教育政策の柱の一つにしている。その一環として、なんと1500豪ドル(1豪ドル=86円換算で約12万9015円))までの購入費の半額を、政府が負担してくれるのだ。つまり、13万円程度のものなら6万5000円、6万円程度のものなら3万円で購入可能となる。1500豪ドルを超える部分はリベート(政府からの補償)が利かず自己負担になるが、まあ、学生がワードやエクセル、パワーポイント、その他の教育用ソフトを中心に使うものであれば、それほど軽量かつ高性能ある必要もないので、13万円以内で充分な機能を持つものを見つけられるだろう。
![]() さて、では実際に中学生や親達はどのように考えているのだろう。現在、13歳のクリストファー・オコナー君は自分専用のデスクトップを持っている。「父や母は仕事で必要だし、妹のサラだって宿題に使うことがあるから、中学生になったらやっぱり自分専用のパソコンは必要になってくると思う。今は勉強用のソフトとインターネットでの調べものが中心で、ゲームはフライトシュミレーターくらい」とのこと。
クリストファー君の父親のマイケルさんは奥さんのコリンさんと共に、自宅にオフィスを構え会社や学校、そして個人に、文房具から事務用品、パソコンや周辺機器を一括して納品する仕事をしている。政府補助はパソコン本体だけでなく、周辺機器からインクカートリッジ、プリントアウト用の紙といった備品までカバーされるから、それらすべてを一度に注文できるマイケルさんのお店は重宝がられていて、多くの家庭に納品したという。 「これからの時代、パソコンのスキルは絶対に必要ですから、中学生から持たせるのはとても良いことだ。もちろん、有害サイトなどの問題はあるが、親と子でよく話し合い、ルールを決めれば解決できるはず」。オコナー家で決められているルールには以下のようなものがある。「有害サイトへのアクセスをブロックする、強力なフィルターを使う」、「親がインターネット閲覧の履歴をチェックする」、「パソコンは子供部屋ではなく、リビングルームやお店の事務所など、親の目が届く所で使う」。
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