花粉症は一度症状が出ると、以後毎年、花粉シーズンになると症状が現れます。今ある治療法は症状を抑えるためのもので、残念ながら完治を望めるものではありません。
唯一の根本治療法として、花粉に接してもアレルギー反応が起こりにくい体を作る「減感作(げんかんさ)療法」がありますが、確実な効果が現れるまでに3年以上かかる上、人によっては効果が出ない場合もあるなど、まだ一般的な治療法とは言えない状況です。
しかし、現在もこれに改良を加える試みが実施されており、もしかすると近い将来、画期的な治療法が誕生するかもしれません。 |