間違っているのは2番です。

北海道や沖縄では花粉症に罹らない→×スギ花粉症以外の花粉症に罹る可能性はあります。
北海道と沖縄にはスギ花粉症の原因となるスギがほとんどありません。生えていてもごくわずかなので、スギ花粉症の症状はまず出ませんが、花粉症が全くないわけではありません。北海道ではシラカンバ、イネ科のカモガヤ、ヨモギの花粉症が、沖縄ではブタクサの花粉症が多くなっています。

その他の項目は以下の通りです。

1.スギ花粉症は日本特有の病気である

スギは日本固有種なので、今のところ外国でスギ花粉症はないようです。
しかし、最近、中国にも同種異名のスギがあることが分かりました。今後は中国でもスギ花粉症患者が出現するかもしれません。

   

3.人間以外の動物も花粉症に罹る

アメリカのブタクサアレルギー犬は有名ですが、日本でもスギ花粉症に罹っているイヌやサルが見つかっています。イヌは皮膚の症状が強く、サルは鼻と目にヒトとよく似た症状が出ます。

   

4. 花粉症は完治が難しい病気である

花粉症は一度症状が出ると、以後毎年、花粉シーズンになると症状が現れます。今ある治療法は症状を抑えるためのもので、残念ながら完治を望めるものではありません。
唯一の根本治療法として、花粉に接してもアレルギー反応が起こりにくい体を作る「減感作(げんかんさ)療法」がありますが、確実な効果が現れるまでに3年以上かかる上、人によっては効果が出ない場合もあるなど、まだ一般的な治療法とは言えない状況です。
しかし、現在もこれに改良を加える試みが実施されており、もしかすると近い将来、画期的な治療法が誕生するかもしれません。

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