答え : 間違っているのは3番です。
 

和式トイレは痔になりやすい→×和式も洋式も関係ありません

和式トイレは洋式トイレに比べ腹圧がかかりやすくなります。当然、肛門への負担も大きくなりますが、短時間で排便が済めば特に問題はありません。大切なのは、いかにスムーズに排便できるか。洋式なら肛門への負担が軽いからといって長時間こもっていては何にもなりません。
むしろトイレで注意するならば、室温の方が重要です。温度が低いと、トイレに入った人の血管を収縮させ、肛門の血管がうっ血しやすくなります。冬場は暖房便座や電気ストーブを活用し、できるだけトイレの中が適温になるよう工夫して下さい。

 

その他の項目は以下の通りです。

1.痔は人類特有の病気である
四つ足動物は心臓と肛門が同じ高さにあり、肛門付近の血管にそれほど圧力がかからないので痔にはなりませんが、直立歩行するヒトは心臓が高い位置にあるため、肛門付近の血管がうっ血し、どうしても肛門に負担がかかります。痔は直立歩行を始めた人類特有の病気なのです。

2.赤ちゃんも痔になることがある
痔の症状は大人だけのものではなく、赤ちゃんも「乳児痔ろう」と呼ばれる病気になることがあります。これは生後1〜3カ月くらいの男の子だけに見られるもので、ホルモンが影響しているという説もあるようです。ただし、こちらの病気は成長とともに自然完治する場合がほとんどです。

4.トイレで新聞を読む人は痔になりやすい
トイレに新聞や雑誌を持ち込んで長時間粘る人は痔になりやすいといえるでしょう。本人はいきんでいるつもりはなくても、肛門にとってはトイレでの姿勢自体が負担なのです。ですから、トイレットタイムはなるべく短く、長くても3分以内にして下さい。


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