答え :間違っているのは1番です。

痛風になるのは40代以降の中年男性 → ×近年、若年層の痛風が増加しています。

「痛風は40代以降の男性がかかる病気」というのがこれまでの定説でしたが、ここ数年、痛風の若年化が進み、30〜40代の患者が増加傾向にあります。以前は痛風の発作を起こす年齢は50代がピークでしたが、最近では30代がピークになりつつあるのです。その要因は食生活の欧米化。同時にインスタント食品やファーストフードばかり食べる食生活や、朝食を抜く、深夜に食事をするといった不規則な食生活も原因となっています。また痛風は圧倒的に男性に多く見られる病気ですが、女性の場合も女性ホルモンの分泌が減少する閉経後は痛風にかかることがあります。近年ではアルコール摂取量の増加やストレスの増大など女性を取り巻く環境が変化し、痛風になる女性が増えています。

その他の項目は以下の通りです。

2.積極的で自己主張の強い人は痛風になりやすい

医学的に解明されているわけではありませんが、痛風の発症は性格に関係があると言われています。痛風になりやすいのは「責任感が強い」「自己主張が強い」「積極的」「活動的」攻撃的」「有能」「指導力がある」といったタイプ。ストレスが蓄積されて体調が崩れると、尿酸がうまく排泄されず、痛風の原因となる尿酸値の上昇を引き起こします。肉体的にも精神的にもストレスを負いやすい環境にあり、ストレスをためやすい性格の人は痛風にかかりやすいといえます。つまり、管理職に就き、バリバリと仕事をこなしている会社人間タイプの人は痛風になりやすいといえるのです。


3.痛風患者の約70%は、足の親指に初めての発作を起こす

まれに手の指や肘、肩などに発作を起こす人もいますが、90%以上の痛風患者は下肢の関節に初発症状が見られ、約70%は足の親指に初めての発作を起します。発作の痛みや違和感は、治療をしなくても1〜2週間で治まりますが、痛みがなくなったからといって放置していると2度目の発作が起きます。発作を繰り返しているうちに慢性痛風期へと移行してしまうので、そうなる前に専門医の治療を受けましょう。


4.突然痛風の激痛に襲われたら、患部を冷やすと良い

痛風発作の激痛は突然襲ってきます。もし発作が起きたら、まず炎症を抑えるために、水や氷で患部を冷やして下さい。冷却湿布薬を貼るのもいいでしょう。患部を心臓より高い位置に上げた姿勢で冷やせば、より鎮静効果が高まります。発作が起きている間は、とにかく安静にしていることが一番大切。初めての発作で、痛風の発作かどうかわからずにマッサージや鍼灸を受ける人もいるようですが、これはおすすめできません。激痛がある、患部が熱を持つ、テカテカ光って赤くなる、腫れあがるといった兆候が見られたら病院へ行きましょう。


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