「痛風は40代以降の男性がかかる病気」というのがこれまでの定説でしたが、ここ数年、痛風の若年化が進み、30〜40代の患者が増加傾向にあります。以前は痛風の発作を起こす年齢は50代がピークでしたが、最近では30代がピークになりつつあるのです。その要因は食生活の欧米化。同時にインスタント食品やファーストフードばかり食べる食生活や、朝食を抜く、深夜に食事をするといった不規則な食生活も原因となっています。また痛風は圧倒的に男性に多く見られる病気ですが、女性の場合も女性ホルモンの分泌が減少する閉経後は痛風にかかることがあります。近年ではアルコール摂取量の増加やストレスの増大など女性を取り巻く環境が変化し、痛風になる女性が増えています。 |