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スペシャリスト

海外マーケットを切り拓く。
語学力も、技術的知見も
さらに磨き上げて、
グローバルビジネスの先駆者になる

interview 08IINUMA
ICHIRO

飯沼 一郎

2013年入社
経営学部卒

東南アジアに、
日本の高い技術品質を

所属部門の役割を教えてください。

テレコムビジネス事業本部 営業部のグローバル担当というチームで、おもに海外の通信キャリアなどに対するコンサルテーションを行っています。他にはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の販売など、NTTコムウェアのソリューションの海外展開を任されているスタッフもいます。これまでのNTTコムウェアの主力業務は、NTTグループをはじめとした国内大手企業に対するシステム開発でしたので、多くの案件で社内外の協力を得て、数百人規模の体制を組むケースが多かったのですが、私が所属しているグローバル担当は少数精鋭。まだまだこれから案件を増やしていこうとしている最中なので、ある意味では機動力のある狩人的な存在と言えるかもしれません。

その中で、ご自身は何を担当しているのですか?

いま私が従事しているのは、東南アジアの大手通信キャリアに対するコンサルティング案件です。現在クライアントでは複数のベンダの製品を導入し、コアネットワークの仮想化を進めているのですが、特定の会社固有の規格そのままで製品導入を進めてしまうと将来的にリプレースや拡張を行う際に選択肢が限られてしまいます。そこで、標準規格で導入を推進するようコーディネート、アドバイスを行っています。NTTコムウェアでは長年に渡って、極めて品質の高い日本の通信インフラを構築、運用してきた実績がありますので、そのノウハウを評価いただいています。提案時からカウントすると、この1年で13回もの出張を重ねていますが、やはり対面で膝を突き合わせて議論をするからこそ信頼関係が築けるのだと実感します。別の提案も随時進めており、今後は海外赴任の可能性もあり得ると思っています。

海外駐在の経験が、
その後のキャリアの礎に

海外駐在が転機になったようですね?

入社4年目に、研修制度を使って米国のNTTグループ現地法人に1年間駐在する機会をもらいました。それまでの3年半、エンジニアとして働いてきた中で、やはり世界のテクノロジーをリードする本場で自分を試してみたいという気持ちが芽生え、社内公募に立候補しました。すでにNTTグループ全体を見渡すと、従業員の約40%が海外で働いているという状況でもあり、自分のキャリアを考えた時に、海外経験がひとつの武器にはなるのではないかと思いました。この経験が、いまの仕事への道筋を開いたのだと個人的には思っています。

アメリカでは具体的にどのような業務を担ったのですか?

派遣先の現地法人ではデータセンターを運営していたのですが、ちょうど拠点を移転するタイミングだったため、チームのコアメンバーとして移行計画の策定や、移行後環境のストレージ設計などを担当しました。チームに日本人は私だけでしたので、当然会話は英語でした。赴任当初はかなり緊張もしましたが、ICT用語はもともと横文字のキーワードも多いので、万国共通という面もあります。駐在の1年で、英会話に対する度胸はつきましたね。
海外で特に日本と大きく異なると感じたのは「品質」に関わる考え方。どちらのほうが優れている、というわけではないですが、国の重要なインフラである通信には、NTTコムウェアが持つ高品質なインフラ運用のノウハウが大変重宝されます。現在のクライアントである通信キャリアから、案件の完了時に「NTTコムウェアのおかげで通信の品質が良くなった」と褒めて頂けた際など、特に自社の強みを実感しました。

技術と営業の橋渡しをする
「ブリッジSE」になるために

今後目標にしていることはありますか?

実は、私はもともと海外に対して強い関心があったわけではありません。文系の出身ですが技術職に興味があり、入社前後には業務外でもIT系の資格取得などにも打ち込みました。それがいまや、日本と海外を駆け回る日々を送っているのですから不思議なものです。この「幅」こそ、働く場所としてのNTTコムウェアの魅力だと思います。
せっかくこうして海外案件に携っているので、営業としてグローバルビジネスをどんどん拡大していくことが当面の目標です。さらに未来に目を向けると、技術部門と営業部門の橋渡しをする「ブリッジSE」として活躍できる人材になりたいですね。現時点で、海外事業は規模的にはまだまだ小さいですが、今後はますます拡大させていかなければなりません。英語を喋れるだけ、技術に強いだけ、ではなくその両方を磨き上げ、NTTコムウェアの海外事業の先駆者としてマーケットを開拓していけるようになりたいですね。

1DAY SCHEDULE

  • 東南アジアのオフィスに出社。メールをチェックし、1日のスケジュールを確認
  • 午後のお客様とのミーティングに向け、日本のチームメンバーとビデオ会議で資料のすり合わせ
  • 同僚と近所のレストランでランチ
  • お客様のオフィスに移動し、提案中のプロジェクトについて技術部門からヒアリング
  • オフィスに戻り本日の議事録を作成
  • ミーティングで得たお客様の要望を踏まえ、今後の提案方針を日本のメンバーと打ち合わせ
  • 終業

OFF STYLE

仕事で海外出張が増える前から、海外旅行が趣味でした。ここ1年間ではプライベートでも4カ国、5回の旅行に行きました。印象深いのはレンタルバイクを借り、十日間をかけてオーストラリアを縦断したこと。事前に計画を立ててチームに引き継ぎをしておけば、フレキシブルに休みが取れるのも当社の魅力のひとつですね。

※記事内容は取材当時のものです。

INTERVIEW