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サイエンティスト
失敗も次のビジネスの
知見になる。
データ分析のスキルを活かし、
新たな市場を拓く
interview 11TAKAYAMA
YUUSAKU
高山 雄策
2009年入社
工学部卒
データの羅列が、
意思をもった生き物のように

データサイエンスに興味をもったきっかけを教えてください。
入社3年目の頃、NTTグループ向けのビッグデータ分析に携わりました。内容としては、「サービスのユーザーがどのようなモチベーションで使用しているか」「次に必要とされるサービスは何か」といったユーザー傾向の分析でしたが、単なるデータの羅列が意思をもった生き物のように見えてきた衝撃を今でも覚えています。私はもともとデータや数字を見ることにそれほど関心をもっていなかったのですが、データを分析していくと何かしらの法則性が現れてきて、それが人の行動を示しているとわかった時には驚きました。データがもつ奥深さや今後の可能性を体感し、社会を変える要素の一つにデータサイエンスは欠かせないと思うようになりました。
その後のキャリアも教えていただけますか?
その次は営業支援システムの開発プロジェクトでチームリーダーとして複数の案件に対応しました。個人としての力に加え、チームを効率的に動かすマネジメント力や、自分のスキルをチームに継承して組織を成長させる経験を積めました。
また、札幌市におけるスマートシティプロジェクトにも参画。自治体のオープンデータや地場企業が持つ様々なデータを活用してスマートシティの構想を練る内容で、データビジネスは発展途上ながら、自治体を中心に産官学一体となって一緒に気概をもって試行錯誤できたことがやりがいでした。
新規ビジネスの創出、
その難しさに直面中

現在の仕事内容を教えてください。
部署のミッションは、NTTコムウェア発の新しいビジネスを創出することです。単に新商品を作るだけでなく、5年後や10年後を見据えた新しい市場を生み出すことを目標にしています。データサイエンスはそのための武器の一つであり、具体的な例としてはヘルスケアデータを活用した新規ビジネスやデジタル上のBtoBのマッチングビジネスなど、複数のビジネスを検討しているところです。当社やNTTグループだけではなくお客様とも一体になって検討を進めているのですが、データを使った新しいビジネスを生み出すには、複数の企業がリソースを持ち寄って協力する「協創」が不可欠です。特にNTTコムウェアにはデータ分析や新規ビジネスを実現するための高い技術力に期待が寄せられており、ビジネスの構想や提案といった上流部分まで、あらゆる面で協力させていただいています。
仕事において心がけていることはありますか?
新規ビジネスを生み出すのはとにかく困難な道のりです。成功よりも失敗が多いことが当たり前の世界であり、事実、私たちは何度もトライ・アンド・エラーを繰り返しています。特にデータを使ったビジネスは発展途上でもあり、はじめは誰にも正解がわからないし、正解だとわかるまで時間もかかります。その中でも、私はデータのもつ可能性を信じて、諦めずに忍耐強く挑戦を続けることが重要だと思っています。ビジネスとして形にならなくても、分析したデータから新たな知見が得られることもあり、決して無駄にはなりません。実際に得られた知見がお客様のビジネスに有用だということが判明した際には、やりがいを感じます。
世界を驚かせ、
NTTグループの存在感を高めたい

今後はどういったことを成し遂げたいですか。
データ分析は往々にしてそれ自体が目的になってしまいがちなのですが、しっかりとお客様のビジネスの課題を把握し、その解決手段の一つとしてデータ分析を提案できれば、お客様からも良い反応をいただけます。また、今検討しているヘルスケア分野のビジネスが好例ですが、新しいビジネスは社会課題の解決のきっかけにもなりえます。自分たちの関わったビジネスが世に出て、社会に役に立つ日が来れば、それ以上のやりがいはないと思います。
夢は、これまでのデータ分析のスキルを活かして、新しいビジネスをどんどん生み出し、それがNTTコムウェアの、あるいはNTTグループのビジネスとなり、世界をあっと驚かせるものを生み出すこと。そしてNTTが時価総額世界一位に返り咲く一端を担えたらと思っています。
1DAY SCHEDULE
- 朝の定例ミーティング
- 企画書の作成
- 昼食
- 昼の定例ミーティング
- データの分析、企画書修正、ユーザー調査などの作業
- 開発チームのミーティング
- 現状の課題の整理
- 終業
OFF STYLE

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※記事内容は取材当時のものです。