WORKSTYLE INTERVIEW
ワークスタイルインタビュー
大阪から100名規模の
プロジェクトを指揮
リモートスタンダードで
キャリアも生活も妥協せず
TATSUMOTO YUTA
辰本 佑太
2019年入社 大学院 工学部電気情報工学科卒
ー リモートスタンダードについて ー
リモートワークを基本とした働き方です。日本国内であれば居住地は自由なため、遠隔地からも勤務可能です。もちろんオフィスに出社する際は旅費が全額支給されます。
※入社後1年間と本制度の適用外組織に所属する場合は、勤務地まで片道120分以内で通勤できる範囲に居住となります。
入社以来、開発者としてキャリアを歩んできました。転機が訪れたのは、結婚と第一子の誕生です。当初は首都圏でマイホームを探していましたが、昨今の価格高騰という壁に直面しました。そこで理想の広さを求めて視野に入れたのが、私と妻の実家がある関西への移住です。大阪なら、手の届く価格で広々とした住まいが手に入りますし、両親のサポートも得られます。
最大の懸念は仕事でしたが、当社には「リモートスタンダード」という制度があります。これは国内であれば居住地を問わず、出社時の交通費や宿泊費も会社が負担してくれる画期的な仕組みです。移住を上司に相談した際も、実は当時の統括課長自身が長野県から新幹線通勤をしていたこともあり、「君もか」と拍子抜けするほどスムーズに受け入れてもらえました。この前例と柔軟な社風に背中を押され、キャリアを継続したまま大阪へ移住する決断をしました。

現在は大阪に居住し、基本的には在宅で勤務しています。東京のオフィスへは隔週で1泊2日の出張形式で通うスタイルです。担当しているのは、ドコモの料金計算・請求を担う基幹システム「MoBills(モビルス)」のデータベース更改プロジェクト。大阪にいながら、日本最大級の通信インフラを支える責任あるポジションを任されています。
プライベートでは、念願だった広いマイホームでの生活を実現。通勤時間がなくなった分、夕食後に家族と過ごす時間が増え、精神的なゆとりが生まれました。また、お互いの実家へ車で1時間程度で帰れるため、入院時などの緊急時に親を頼れたり、孫の顔を頻繁に見せられたりと、生活の質は格段に向上しています。仕事のやりがいを維持しながら、家族との幸せな時間を最大化できていると実感しています。
ー リモート時 ー
ー 出社時 ー
私がリーダーを務めるプロジェクトは、100名を超える要員と数百億円の予算が動く、ドコモグループでも屈指の巨大案件です。物理的な距離がハンディになると予想していましたが、現実は違いました。大切なのは「どこにいるか」ではなく、情報の透明性とスピード感です。
姿が見えない分、チャットの即レスやこまめな通話を徹底し、チーム内に「常に繋がっている安心感」を醸成しています。また、私は移住前に専門職の上位層であるSP(スペシャリスト)に昇格しましたが、その評価対象期間もコロナ禍でのリモートワークが中心でした。どこに住んでいようと、プロセスと成果を正当に評価してくれる土壌があることは、今の働き方を続ける上での大きな自信になっています。

長野から通う上司の姿を見て「いける」という確信はありましたが、やはり工夫は必要です。隔週の出社日には、対面の会議を集中的に設定。直接顔を合わせて議論し、時には同僚と食事を共にする。そうして築いた「信頼関係の貯金」があるからこそ、大阪からリモートで円滑なチーム運営が可能になります。
一方で、片道4時間の新幹線通勤は体力勝負です。始発での移動は正直しんどいですが(笑)、車内で仮眠やゲームをして息抜きをしています。また、疲れが出る15時頃には好きなチョコレートで糖分補給をして乗り切っています。毎日、満員電車で揺られる大変さに比べれば、ストレスとは感じません。
当社の「リモートスタンダード」は、単なるお飾りではなく、実用的なインフラとして機能しています。大阪からの新幹線代は全額支給されますし、宿泊費の上限も引き上げられたため、出社時はオフィス近くのホテルでしっかりと休息を取ることが可能です。
また、制度を利用しやすい「お互い様」の文化も魅力です。男性の育児休業取得も当たり前で、私自身も3ヶ月取得しましたし、周囲には1年間取得した男性社員もいます。子どもの急な発熱などで中抜けする際も、チーム全体でフォローし合う空気が自然とできています。こうした心理的安全性が高い環境だからこそ、居住地やライフステージに関わらず、エンジニアとして高いパフォーマンスを発揮し続けられるのだと感じています。

「地方移住=キャリアの停滞」と考える方もいるかもしれませんが、当社にはそれを覆す環境があります。私は大阪にいながらドコモの心臓部となるシステム開発を牽引し、家族との時間も大切にできています。
今後は、リーダーとして自分が細かく指示を出すだけでなく、メンバー一人ひとりが自律的に動ける強い組織を作っていきたいと考えています。私自身がリモートワークのロールモデルとなり、場所という制約をテクノロジーと信頼関係で突破していく。自分らしい人生とプロフェッショナルとしての頂点、その両方を貪欲に追い求めたい方にとって、ここは最高のフィールドになるはずです。
※記事内容は取材当時のものです。