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報道発表 ニュース

2000.09.19  

NTTコムウェアのWBTサービス「学ぶ IT!」開始
- ネット学習で、企業のIT技術者育成「低コストで一度に多く」を実現 -


NTTコミュニケーションウェア株式会社(以下NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾勇二)は、インターネット、イントラネットを通じ、企業内のIT技術者育成をサポートするWeb-Based Training(WBT)サービス「学ぶ IT!(マナブアイティ)」を11月1日から提供します。

あらゆる企業で効率的経営のツールとしてITが重要な役割を果たす現在、企業にとってIT分野の技術者育成が急務となっています。人材の育成形態としてこれまで多く行われてきた集合型研修は(1)開催者側に合わせたスケジュール(2)限られた人数(3)移動(通学)・会場コスト、などの問題点があり、「柔軟性のあるスケジューリングでスピーディに多くの人材を低コストで育成」することが求められていました。WBTはこれらの要求を実現する育成手段として、集合型研修との相互補完手段として、近年注目を集めています。

NTTコムウェアが提供するWBTサービス「学ぶ IT!」はWebブラウザがあれば会社や自宅のパソコンで、事前に定められた期間内に自分の都合に合わせたスケジュールにより受講できます。テキストは図や絵を多用し、初心者でも分かりやすい内容となっています。受講生から寄せられる質問や疑問への回答は、NTTコムウェア社員で長年開発などに携わり、実務経験豊富な講師が、わかりやすく回答します。受講者との質疑応答で、他の受講者にも知らせた方が良いと判断したものはFAQ(*1)掲示板で全受講者に公開し、自己学習をサポートします。個々の学習項目の進捗率や学習時間は、全体を一覧表形式で見られます。受講終了後には成果測定テストで理解度をチェック、教材をファイル形式でダウンロードし受講期間後でも繰り返し復習できます。

提供形態として、NTTコムウェア内に設置したサーバにアクセスし受講するASP形態の「複数企業共用型」と、企業内イントラネットにサーバを設置する「単独企業型」があります。「単独企業型」ではNTTコムウェアが、教材となるWebコンテンツはもちろん、ネットワークからシステムの構築まですべてをパッケージで提供するものです。企業にとって会場費や交通費とともにインストラクタ関連費用の削減による低コスト化とともに、一度に多くのIT技術者を育成できるというメリットが生じます。また、受講者は就業時間前後や昼休みといった自分の都合の良い時間を自由に組み立てられることから、育成担当者が調整している研修日程等の管理稼働もかかりません。

開始時に提供するコースは、「LAN基礎」「Oracle基礎−アーキテクチャ編−」など7コースで、今後も、弊社で実績のある内容をWBT教材として提供していきます。1コース当たりの料金は、8000円前後を予定しています。来年度は企業ばかりでなく、一般個人の予定しています。

NTTコムウェアでは今年度から自社社員の研修をWBTで提供しており、WBTのメリットである「いつでもどこでも」や、「コスト削減」等を検証しており、高い品質のWBTが提供できるよう結果を「学ぶ IT!」にフィードバックしていきます。

NTTコムウェアは、ネットワークインテグレーション、システムインテグレーション、メンテナンス&オペレーションの技術・ノウハウをNTTグループに提供し、多くの実績を有しています。研修事業はこれまで培った技術・ノウハウを広く社会へフィードバックしようというものです。


<コース内容>
1. LAN基礎
LANの基礎知識から配線形態、データ伝送の原理、関連するNW機器を解説
2. ネットワーク機器基礎
LANネットワーク構築に必要なハブ、スイッチ、ルータなどの機器の基礎を解説
3. インターネットセキュリティ基礎
イントラネット構築上必要なネットワークセキュリティ技術を解説
4. SQL基礎
リレーショナルデータベースにアクセスするためのSQL言語を解説
5. Oracle基礎「アーキテクチャ編」
Oracleを今後使用される方に、基本概念、データベース構造等を解説
6. パソコンのしくみ
パソコンを構成するCPU、メモリ等の基礎知識を解説
7. 個人情報保護
個人情報を取り扱う方、企業を対象に、個人情報保護の背景、考え方から実施対策等まで幅広く解説

※ 今後追加予定のコース
1. 新しいプロトコル概要
2. WAN基礎
3. Linux基礎
4. C++言語プログラミング基礎
5. Javaプログラミング基礎
6. ORACLE基礎「データベース操作編」
7. プロジェクト管理入門
8. ホームページ設計技術





<用語解説>

*1 FAQ(Frequently Asked Question)

「頻繁に尋ねられる質問」の略。多くの人が同じような質問をすると予想されるとき、そのような質問に対する答えをあらかじめ用意しておくことがある。このQ&A集。





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