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報道発表 ニュース

2000.10.30  

Linuxベースのソフトウェアクラスタ製品群を発売
- SOHOから基幹系まで、幅広いサーバシステムに対応 -


NTTコミュニケーションウェア株式会社(以下NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾勇二)は、オープンソースのオペーレティングシステム「LinuxOS」をベースとする新開発のソフトウェアクラスタ(*1)製品群を、11月1日より発売いたします。

インターネットの発展に合わせて、米国のサーバOS市場で30%を超えるシェアを占めるLinuxですが、国内においてもその導入の動きが活発になってきています。IT専門調査会社 IDC Japan(International Data Corporation Japan)の調べでは、1999年の国内サーバOSのシェアではLinuxは3%に過ぎませんでしたが、今年は8s%近くになると予測されています。ISP/ASP企業を始めとして基幹系業務にもLinuxを導入する企業の動きも活発になっており、今後国内のLinux市場は急速に伸びるものと思われます。

NTTコムウェアが開発し販売するソフトウェアクラスタ製品群は、データベース・アプリケーション・Webの各サーバなど、E-business に欠かせないシステムで、故障発生時においても機能を維持し、サービスを提供し続ける可用性や信頼性を実現しています。業務系・基幹系システム用の「Progart/Local cluster Enterprise(プロガート/ローカル・クラスタ・エンタープライズ)」、中小規模システム用の「Local cluster(ローカル・クラスタ)」、及びSOHO向け「under STUDY(アンダー・スタディ)」の3種類の製品構成となっています。これら製品群はサーバシステムのサービス監視や、サーバの切り替え、負荷分散などを集中管理用の専用サーバを用いず、ソフトウェアのみでサーバのクラスタリングを可能にしたものです。高価な専用ハードウェアなどを購入することなく迅速・容易に信頼性の高いサーバシステムを構築、無償OSであるLinuxをベースとしているので、他のソフトウェアクラスタ製品と比較しても約2/3程度という大幅な低価格も実現しています。

NTTコムウェアでは将来に向けての事業戦略の中で、Linuxに関するトータルソリューションの提供を重要な柱と位置づけており、既に「PROgART(プロアート=*2)」の名称でLinuxサポートサービスを展開しています。Linuxトータルソリューションサービス「PROgART」に今回開発したソフトウェアクラスタ群を組み合わせ、金融・情報通信などミッションクリティカルな事業者をはじめ、一般企業、公共機関、小売業、SOHOなど幅広い分野に充実したソリューションを提供していきます。

なお、NTTコムウェアでは、10月31日・11月1日に東京ファッションタウン(東京・晴海)で開催される「Linux World Conference & Demo」にて、本ソフトウェアクラスタ製品の発表・展示を行います。

<製品の主な特長・機能>
複数アプリケーション(Web、データベース、アプリケーション等)サーバの障害に対して、システムの停止を防止。
手動によるサーバの切り替え機能により、システム運用中にサービスを停止することなくメンテナンス作業が可能。
クラスタを構成するサーバ、SCSIディスク、TCP/IP、その他各種デバイスの障害監視が可能。
負荷分散機能により、高速な要求処理を実現。
デュープレックス構成(1+1)、マルチデュープレックス構成(1+N)、マルチバックアップ構成(N+1)、マルチバックアップ構成(N+N)に対応。
クラスタの構成台数は、1024台(世界最大規模)、1サーバあたり256のサービス監視が可能。
クラスタ管理コマンドインターフェース及びスクリプトインタフェースにより、安全かつ容易にアプリケーションからのきめ細やかなクラスタ制御が可能。
マルチプラットフォーム対応(Linux、Solaris、Windows NT)により、異なるOS間でのクラスタリングが可能。
指定した間隔で任意サーバのディレクトリを他のサーバに複製するデータレプリケーション機能によりデータを保護。
Java GUIによるクラスタ管理ユーティリティにより、簡単かつ安全にクラスタリングを制御。
各種DBMS(Oracle、INFORMIX、Sybase、PostgreSQL、My SQL)との連動を実現(Oracle以外は3月末提供予定)。

-2001年3月末版の追加機能-

SNMPのサポートにより、運用監視ソフトウェア(Tivoli、unicenterTNG、OpenView、JP1)との連携を実現。
1つのクラスタ(クラスタ群)内で論理的なクラスタを定義できる「ゾーニング」機能を装備。

<販売チャネル>
NTTコムウェア直販のほか、国内約50社の販売代理店を通じて販売します。

<価格>
Progart/Local cluster Enterprise:1クラスタ60万円より
Local cluster:オープン価格
under STUDY:オープン価格

<用語解説>

*1 ソフトウェアクラスタ
複数のコンピュータを相互に接続し、全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術をクラスタリングといい、これをソフトウェアのみで実現したものです。

*2 PROgART
NTTコムウェアが数多く手掛けてきたNTTの大規模基幹系システム開発の経験・実績を最大限に生かし、Linuxビジネスにおいて(1)コンサルティング、(2)システムインテグレーション・アウトソーシング、(3)全国規模のメンテナンス&オペレーションサービス、(4)ラーニングセミナーサービス、(5)プロダクト開発・販売ソリューション、など商用UNIXと同様のサービスを一元的に提供するものです。





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