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報道発表 ニュース

2001.06.25  

建設業界向けポータルサイト「BuildArc(ビルドアーク)」
3種類の新ASPメニュー・リリースおよび機能拡充について
- 業界初のマルチASPプラットフォームによる建設業IT化推進 -


NTTコミュニケーションズ株式会社
NTTコムウェア株式会社
株式会社ビーイング

NTTコミュニケーションズ株式会社(*1)(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:鈴木正誠、以下 NTT Com)、NTTコムウェア株式会社(*2)(本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾勇二、以下 NTTコムウェア)、株式会社ビーイング(*3)(本社:三重県津市、代表取締役社長:津田能成、以下 ビーイング)の3社は提携し、建設業のIT化を強力に促進し生産性を飛躍的に向上する各種 ASP(*4)サービスを、NTT Comの運営する建設業界向けポータルサイト「BuildArc(以下 ビルドアーク)(*5)」上の新商品ラインナップとして、今年8月から順次サービス開始します。

1.ポータルサイト拡充概要

今回の拡充の特長は以下通りです。
・ 3つのASP新製品発売による建設ITマーケット全体への展開
・ 複数ASPを統合管理する「マルチASPプラットフォーム」採用による強力なパートナー連携の実現
・ NTT Com「OCN建設Web※6」のコンテンツを統合、より充実したポータルサイトへのリニューアル
発売される新たなラインナップは、(1)NTT Comの提供する民間建築用プロジェクト情報管理ASP『ProjectArc(以下 プロジェクトアーク(仮称))』、(2)NTTコムウェアの提供する公共土木用プロジェクト情報管理ASP『Smart Construction(以下 スマート・コンストラクション(仮称))』、(3)ビーイングが現在パッケージ商品として販売中の建設業向けアプリケーションと連動する中堅・中小企業向け現場情報共有ASP『現場DEネット』、の3種類で、いずれもASP方式で提供いたします。

このラインナップ拡充によって、より広範囲な建設業務へ対応したASPがビルドアーク上に揃い、建設業務のITツールがワンストップで提供されることとなります。また本ポータルサイトは信頼性の高いNTT ComのiDC(インターネット・データセンタ)で運用されることから、万全のIT体制がアウトソースできます。

さらに今回、これらの複数ASPは、契約情報や一部のアプリケーション機能を総合管理する業界初の「マルチASPプラットフォーム」を基盤として運用が開始されます。将来的には同サイト内の複数ASP利用により一連の建設業務を推進する建設業のSCM(サプライチェーン・マネジメント)環境を実現できるマルチASPポータルサイトとして拡充されます。


2.各サービスの概要

(1)『プロジェクトアーク』

・サービス概要
『プロジェクトアーク』は一括発注型が商習慣である国内の民間建築プロジェクトをターゲットとしており、インターネット上で簡単にプロジェクト管理・情報流通を実現できるASPです。常に修正・変更のはいるCADや工程線表ファイルの版管理や、フォルダ毎に振り分けたファイルの所在が複雑にならない独自技術で、民間建築工事の情報共有に欠かすことのできない「セキュリティを保持したJV/組織横断の情報共有」を実現します。

・機能の特長
建設業界プレーヤーのニーズをリサーチし、現場での情報共有環境の課題解決として特にご要望の高かった「複数プロジェクトの同時進行/同時管理」、「ブロードバンド時代にマッチしたASP提供形態」等をワンパッケージにコンセプト設計し、NTTコムウェアの開発およびライセンス提供により実現した、まったく新しいタイプの建設業IT化サービスです。「文書管理」「電子掲示板」「フォーラム(電子会議室)」「ワークフロー」、「より高度なCAD図面ビューイング/朱書/レイヤ管理」等を、プロジェクト単位、ワークグループ単位等でセキュリティを保ちながら利用できます。

・利用メリット
『プロジェクトアーク』は、個々の現場内におけるシンプルな情報共有、進捗管理においてはもちろんのこと、全国/全世界規模で同時に展開される複数プロジェクトの横断的な情報共有・進捗管理もシームレスかつセキュアに実現できます。本社と現場、組織と組織、協力会社間との情報流通プラットフォームとして、システムを構築することなく月額制で廉価に実現可能です。

・提供価格
3,500円〜/1ID 換算(予定)

・提供時期
平成13年9月(予定)

・提供
NTT Com(ライセンス提供元:NTTコムウェア、技術協力:(株)ウェッブアイ)

(2)『スマート・コンストラクション』

・サービス概要
『スマート・コンストラクション』は、分割発注形態の公共土木現場により特化した機能を充実させた高度なプロジェクト管理ツールを提供します。設計−施工−維持管理と、一貫した建設プロジェクトのライフサイクルを、関係組織間で情報共有、共同利用(コラボレーション)できるサービスです。

・機能の特長
基本にある「ASP方式」、「マルチプロジェクト対応のプロジェクト管理」といったコンセプトや、主機能としての「CAD図面朱書」、「レイヤ管理ビューア機能」、「複数現場管理機能」、「掲示板」、「ワークフロー」、「文書通知」等のインタフェースは『プロジェクトアーク』と同様です。加えて『スマート・コンストラクション』は、特に公共土木工事のプロジェクト管理形態上必要な「成果物管理」「出来高管理」を強力にサポートする機能までを実現しています。

・利用メリット
プロジェクトに関係する設計会社、協力会社および施主が、リアルタイムで関連情報の共有・共同作業といった高度なプロジェクト管理が低コストの月額利用料で利用できます。分割発注を考慮したサービス内容となっており、たとえば文書管理については官公庁などへの提出文書作成業務が、複数の会社で同じ作業単位での仕事が出来るため業務効率がアップします。今後拡大が予定される公共工事IT化対応が容易になります。

・提供価格
3,500円〜/1ID 換算(予定)

・提供時期
平成13年9月(予定)

・提供
NTTコムウェア(技術協力:(株)ウェッブアイ)

(3)『現場DEネット』

・サービス概要
『現場DEネット』は建設業界の中堅・中小企業をメインターゲットに開発されており、現場の利用シーンにマッチしたユーザー・インタフェースと、管理者の欲しい現場管理機能をひとつに融合した画期的なASPです。ビーイング社のもつ積算管理パッケージ等の技術と本ASPの連携が可能ですので、現場に違和感なくIT環境を導入できます。

・機能の特長
「日報」、「スケジュール」、「設備予約」、「メール」、「掲示版」、「返信確認」、「文書管理」等の機能を中心に「積算」、「工程管理」、「実行予算」、「原価管理」、「会計」などの“業務アプリケーションとインターネットとの融合“を容易に実現する高機能なコミュニケーションツールです。建設業界のライフサイクルをトータルサポートするサービスの第一弾として、現場のIT化を飛躍的に促進します。また、データ入力は、FAX、携帯電話、iモードなど様々な方法から選べるため、パソコンに親しみのない建設現場の方も簡単に操作できます。

・利用メリット
『現場DEネット』を使用することで、従来は困難であった現場の情報化を簡易に実現できます。現場の情報化を推進することで、経営者や現場代理人は最新の情報入手が可能となり、建設工事全般でのコミュニケーションにミスのない、効率的な現場管理が行えます。

・提供価格
3,500円/1ID(予定)

・提供時期
平成13年8月

・提供
ビーイング


3.「マルチASPプラットフォーム」について

NTTコムウェアがビルドアーク向けに提供するWebサイト運営支援管理システムで、独自のライセンス管理技術、認証技術により、建設ASPに要求される複雑な会員管理および課金管理を実現します。認証・課金機構としてビーイング社が開発した「マルチライセンスコントローラー」を採用しています。

このプラットフォーム搭載により、エンドユーザは複数のASP、複数のオプション機能等に対し各々ID・パスワードを使い分けたり、基本情報をASP毎に入れなおす必要がなくなります。将来的には一連の建設業務の工程に応じて必要なASPを使い分けることにより、ビルドアークが建設業SCMを実現する基盤となります。

<基本機能>
・サイト会員企業及び利用者の基本情報の管理
・ID・パスワード方式による認証
・ユーザーライセンスを柔軟に設定可能
・複数のASP等のライセンスを一元管理
・ASPサービス(ユーザーのライセンス管理、各サービスの利用状況)の管理
・利用(課金)料金の各種管理/定額・従量など
・既存の顧客管理、請求システムと連動可能


4.販売目標

今回リリースするこれら3商品による売上目標は、3年後に10万ユーザ、約50億円です。


5.その他

今後もNTT Comは、ビルドアーク・ブランドへ参画して建設業界のIT化を合同推進する“ビルドアーク・パートナー”を広く業界関係各社、アプリケーション・ベンダ等から募集する予定です。
ご参画いただくことにより、
・ ネットワークからデータセンタまでをトータルソリューションするグローバルIPカンパニーであるNTT Comをはじめ、各ASP事業者を販売パートナーとしてブランド一丸となった販売効果が得られます。
・ また、iDCやバックボーン、さらには今回のマルチASP連携機能搭載により、ユーザに対しても信頼性・利便性の高いサービスが提供でき、より大きなシナジーへと発展していきます。


*1 NTTコミュニケーションズ株式会社
国内、国際通信サービスやインターネット接続サービス「OCN」をはじめ、IP関連サービスなどを幅広く提供しています。建設業界向けポータルサイト「BuildArc(ビルドアーク)」の運営主体であり、ネットワークからアプリケーション、現場や企業の基幹システムに関わる幅広い分野へ対応したサービス・ラインナップをご提供していきます。

*2 NTTコムウェア株式会社
NTTコムウェアは、再編前のNTT向けのネットワーク用通信システムおよび通話料金計算・請求書発行等のビジネス系システムの設計、構築、導入、運用を一環して行なってきた部門を事業化し、1997年9月に創業しました。2000年11月に社内組織を営業を中心とした体制に再編、正式社名をNTTコミュニケーションウェアから略称NTTコムウェアに変更しました。2001年をIT市場への本格参入の年と位置づけ、ネットワーク技術、Linux、Java、セキュリティ技術をはじめとする当社の技術力と信頼性をSIソリューションとしてIT市場に広く展開します。

*3 株式会社ビーイング
土木積算ソフト「ガイア」、実行予算・原価管理システム「カリテス」などの建設業界向け業務ソフトウェアの開発・販売を行っており、大手ゼネコンはじめとする建設会社、官公庁、建設コンサルタントなどへ納入しています。土木積算ソフト「ガイア」のシェアは、43.9%('98 建設CAD・ソフト&ハード情報/財団法人経済調査会調べ)を占めています。また、インターネットサービスプロバイダとしても「アレスネット」「建設情報ネット」を展開するなど、建設業界を中心に情報通信サービスを提供しています。

*4 ASP
アプリケーション・サービス・プロバイダーの略。お持ちのPCにソフトウェアをインストールすることなく、インターネット上のサイト(ホームページ等)にアクセスしてそのアプリケーションや様々な情報コンテンツを利用可能とするサービスの提供方式、およびそのアプリケーション。ソフトウェアを購入せず、ランニングコストにて利用したい機能を享受できるメリットがあります。

*5 ビルドアーク
主に建設業界のユーザ(建設会社、協力会社、設計事務所、施主、資材ベンダ等)を対象に、建設業に関わる各種ASPメニューや業界情報を提供するNTT Comの総合ポータルサイトです。昨年10月より提供を開始しました。

*6 OCN建設Web
これまで、OCNユーザの皆様への情報サイトである『OCNビジネスWeb』の業界向けコンテンツとして運営されてきたWebです。入札・発注情報や建材・部材カタログ、建設現場の実況中継やデイリ-ニュース等、建設業に関わる情報が満載のサイトとして広くアクセスされてきました。


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