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報道発表 ニュース

2002.06.19  

「Intelligent Memory Server n」販売開始
〜ブロードバンド時代に適応した自社開発の高速・高応答性サーバ〜


NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、社長:松尾勇二)は、コンピュータの処理能力を最大限に引き出す「Intelligent Memory Server n(エヌ)」を開発し7月1日から販売を開始します。これまでハードウェアメーカー各社は、コンピュータの処理能力の目安としてCPU性能を競い合ってきましたが、CPUを変えることなく、ハードディスクなどの低速デバイスとコンピュータの内部制御方法を見直すことでコンピュータ全体の処理能力を向上させることができる点に着目した、逆転の発想から生まれた製品です。

「Intelligent Memory Server n」は、円盤状の記録媒体を回転させながらデータを書き込む従来の低速なハードディスクに代わり、機械的動作のない新開発のメモリエンジンを搭載しました。さらに、単にハードディスクをメモリエンジンに置き換えるだけでなく、サーバ内部のデータの流れにも着目し、ハードウェアの構造を根本的に見直すことで、CPUの使用効率を格段に向上させ、コンピュータ全体の高速化を実現しました。「ストレスを感じさせない環境の構築」「機械的動作の駆動部分がないシステム」「優れたレスポンシビリティの実現」をコンセプトに開発しました。

「Intelligent Memory Server n」を利用することで、@既存のアプリケーションを用いて構築しているシステムをそのまま載せ替えるだけで高速化A動画像配信、科学技術計算、大量のデータベースとの連係などでは、複数台サーバでの負荷分散が一台で対応でき、経済性が向上Bハードディスクのような摩耗がないため部品交換が減少し、ハードウェア自体の寿命の飛躍的伸長C耐久性に優れているため故障などに対応する設備や稼働が減少し、システム・ライフ・タイムコストが激減するなど、さまざまな効果が実現できます。「高速・高応答性コンピューティング」の実現は、企業のビジネスにおいて「顧客に対する迅速な応答によるストレスフリー」や「企業戦略の迅速な策定・実施」を強力にサポートし、企業競争力の強化を実現します。

「Intelligent Memory Server n」の適用分野は、一定時間にアクセスが集中し瞬時に大量処理に迫られるチケット予約やネットオークション、大量の顧客データを分析し販売戦略に直結させるデータマイニングなどが考えられます。また、Web・Mailサーバ、動画配信サーバ、科学技術計算サーバ、画像処理サーバ、共有ファイルサーバ、OSS(Operations Support Systems)のフロントエンド・バックエンドサーバ、リアルタイム制御サーバ、NAS(Network Attached Storage *1)などにその能力を発揮します。

販売形態はNTTコムウェアの直販に加え、代理店でも販売します。アフターサービスに、横河エンジニアリングサービス、atcなどの協力を得、全国を対象としたサポート体制を構築していきます。今後、「Intelligent Memory Server n」をネットワークインテグレーション、システムインテグレーションを含めたサービスプロバイダーの中核ハードウェアに据え、2002年度に売上げ40億円、2003年度には100億円の売上げを目指します。 「Intelligent Memory Server n」の価格は以下のとおりです。

Basicモデル 9月発売予定、価格未定
HighEnd Standardモデル 標準価格29,109,000円〜
HighEnd Redundancyモデル 同45,472,000円〜
NAS HighEndモデル 同30,041,000円〜
NAS HighEnd Redundancyモデル 同46,404,000円〜



現在、(1) ADSL、FTTHなどのブロードバンドアクセスの普及(2) 映像配信などのコンテンツ増加に伴う広帯域メディア・ストリーミング・システムの需要拡大(3) 次世代携帯通信の動画を含む大量データ通信(4) 次世代インターネット・プロトコル「IPv6」接続サービスおよびその対応機器の普及に伴うインターネット接続デバイスの増加、などでブロードバンド・ネットワークや技術が著しく進展しています。また、各業種業態におけるサービスの多様化に伴い企業システムは、大量のトランザクション処理や大容量のデータを蓄積することが必然となるため、「企業の顔」であるWebやデータマイニングなどの企業システムによるビジネスの競争力強化には、高速・高応答性コンピューティングを実現していくことこそ必要不可欠と言えます。こうした状況の中、市場から求められているのが24時間365日サービスを停止することなく稼動し続けるインフラシステムとなり得る、高速・高応答性サーバです。


【商品名の意味】

「neo(最新)」「nil(ゼロ)」「noetic(知力)」「non mechanical(非機械)」の頭文字「n」を取り、商品名称としました。


【用語解説】

NAS(Network Attached Storage)
ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ専用機。ハードディスクとネットワークインターフェース、OS、管理用ユーティリティなどを一体化した単機能サーバ(アプライアンスサーバ)で、記憶装置をネットワークに直に接続したように見えることからこのように呼ばれる。ネットワークに接続されたほかのコンピュータからは、通常のファイルサーバと同様、共有ディスクとして使用することができる。ファイルシステムやネットワーク通信機能は最初から内蔵されているため、システムへの導入や追加が容易で、異なる種類の複数のサーバからのデータも容易に共有できる。


【展示会出展のお知らせ】

「Intelligent Memory Server n」は、6月26日(水)〜6月28日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第4回データストレージ EXPO」に出展します。是非、会場にお越し頂き、新しいアーキテクチャで実現したサーバ「Intelligent Memory Server n」をご体感ください


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