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報道発表 ニュース

2002.06.20  

「ソフトスイッチSS70L」販売開始
〜通信事業者の高品質IP電話サービスを実現〜


NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、社長:松尾勇二)は7月1日から、大規模通信事業者およびCATV,xDSL,FTTHなどの新興通信事業者が一般家庭向けに高品質なIP電話サービスを実現するソフトスイッチ「ソフトスイッチSS70L(以下 SS70L)」の販売を開始します。

SS70Lは、SIP(*1)プロトコルを利用したIP電話サーバで,着信割込(コールウェイティング)、着信拒否、着信転送、発信者番号通知、三者通話などの基本サービスをはじめ、あらかじめ登録した何人かのグループで不在や電話中などの状態を互い確認しあえる「バーチャル・コミュニティ」、着信番号を確認した上で着信拒否や転送する「テレフォニー・マネージャー」などの高付加価値サービスまでを顧客に提供できます。これらのサービスの申し込み、変更、解約は顧客自身がWeb画面で行える「カスタマ・セルフ・ケア」の機能を盛り込んでいます。


SS70Lのオプションとして事業者自身が、顧客に提供するオリジナルサービスの開発ツール「サービス・デベロップメント・キット(SDK)」を提供します。これにより、コンタクトセンターで活用する音声認識のアプリケーションを開発できたり、電話機のボタン操作で発する信号を認識したプリペイドやポストペイドのコーリング・サービスなどが開発できます。SDKはオープンスタンダードなAPI(*2)となっており、Java、XML、HTTPなどのプログラミング言語で開発できます。


SS70Lのプラットホームとして、米国・LongBoard社(米国カリフォルニア州)の「RealtimeTM Applications Server」および「RealtimeTM Developer」を採用しています。同社はSIPの信号制御、通話処理を受け持つSIPプロキシ・サーバを他社に先駆け市場へ投入し、数多くの実績をあげてきました。コンピュータの耐久試験などを行う第三者試験機関、米国・Miercom社で72時間連続運転の高負荷試験で、1時間に最大540,000callを実現。拡張性、信頼性、安定性の高さに定評があり、通信事業者から求められる高いサービス品質を実現しています。


NTTコムウェアは、日本の情報通信の大規模交換機開発で培ったノウハウと技術力を基に、LongBoard社と、同社製品をプラットフォームとした国内事業者向けソリューションの提供にむけてマーケティング、営業、企画、開発、サポートを協力して実施していきます。さらに、日本市場に適合したIP電話機、アクセスゲートウェイ、公衆網接続用メディアゲートウェイ、オペレーション・サポート・システム、課金システムまでを含め、トータルソリューションとして提供します。


【用語解説】
*1:SIP(Session Initiation Protocol)
SIPはテキストベースのプロトコルで、インターネット上に音声、ビデオ、チャット、インタラクティブゲーム、もしくはバーチャルリアリティーなど、あらゆる形態でコミュニケーションできる場を構築するための共通アプローチとなるもの。
*2:API(Application Program Interface)
OSやミドルウェアといったプラットホーム上のアプリケーションを開発する際に、プログラム上の手続きを定めた規約の集合。共通して使う機能をあらかじめプログラミングしておき、OSやミドルウェアなどの形でまとめて提供する。開発者は規約に従ってその機能を「呼び出す」だけで、その機能を利用したソフトウェアを作成できる。

【会社概要】

LongBoard社
2000年米国カリフォルニア州サンタクララに設立されたソフトスイッチベンダで、米国の通信事業者であるDenwa Comunicationsをはじめ、通信事業者、音声系サービスプロバイダに数々の導入実績を有します。同社製ソフトスイッチは業界トップクラスの信頼性、安定性を有し、その性能は高く評価されています。


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