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報道発表 ニュース

2002.06.26  

「ソフトスイッチSS70V」販売パートナープログラムを開始
〜 高機能,高信頼IPセントレックス、IP-PBXソリューション 〜


NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、社長:松尾勇二)は7月1日から「ソフトスイッチSS70V(以下 SS70V)」の販売パートナープログラムを開始します。SS70Vは、企業内ネットワークに設置することで高付加価値VoIP環境を実現することに加え、通信事業者のサービス網に設置することで通信事業者による新たなビジネス機会を創出します。NTTコムウェアはSS70Vの販売を2002年初頭より実施,国内市場において好評であることから、今回の販売パートナープログラムの開始を決定しました。今後、本格的な高機能、高信頼IPセントレックスおよびIP-PBXソリューションとして、パートナーと販売およびマーケティングで協業しつつ、広く国内市場に展開します。

【特長】

SS70Vは、不在時にサーバに音声メッセージを蓄積する「ボイスメール」、蓄積されたメッセージを指定のアドレスに電子メールの添付ファイルで送信できる「ユニファイドメッセージ」、電話の操作がパソコン上でできる「デスクトップポータル」、ウェブインターフェイスで電話会議の予約や電話番号一覧の参照などが可能な「ウェブポータル」、企業内ネットワークにつながる任意のIP電話機に電話番号を設定できる「ポータビリティ」ほか、多彩な機能を有しています。もちろん、ビジネスシーンにおいて基本となる内線通話、保留、転送、ピックアップ、グループ内同時鳴動、発信者番号通知、電話会議などを備えており、オペレーターに受付電話を均等に振り分ける簡易ACD(*1)、別システムと連動させるための各種API(*2)も有しています。1システムで最小100内線から最大10万内線まで対応します。


【提供形態】

ビジネスユースに必要な機能を有するSS70Vを企業内に設置することで、従来のPBX機能をVoIP技術により実現するIP-PBX として利用できます。SS70Vは、ロケーションの分散する大規模企業においても、1システムで全ロケーションの内線を収容可能で、これによりIP-PBXを各ロケーションに導入するのに比べ、低コストで同等以上のサービスが利用できます。従来のPBXの置替えはもちろん、既設のPBXとの共存・併用も可能であり、お客様のニーズに応じた構成に柔軟に対応します。SIP(*3)、MGCP(*4)といった業界標準のプロトコルを採用することで複数の異なるメーカーのハードの組合わせに柔軟に対応でき、拡張性にも優れています。
また、SS70Vを通信事業者が導入することで、VoIPによる多彩な機能をホスティングする「IPセントレックス」サービスを企業に対して提供できます。IPセントレックスサービスを企業に提供する際に課題となるのが、企業に導入されている「FireWall/NAT/DHCP(*5)」です。通常のVoIPシステムでは、これら「FireWall/NAT/DHCP」環境下でのサービス提供が困難ですが、SS70Vではセキュリティレベルを維持したまま、かつ企業内ネットワークに新たなハードウェアを設置することなく、サービスの提供が実現できる機能を有します。また、通信処理装置の二重化構成により、万一の設備故障時でも通話に影響を与えません。SS70Vによりアクセス系事業者から大規模通信事業者まで、新たなビジネスとIPセントレックスサービスを展開でき、サービスを受ける企業は設備投資を最小に抑えたまま高付加価値サービスをビジネスに活用可能です。


【提携・販売戦略】

SS70Vの商品化にあたっては、IPセントレックスおよびIP-PBXソリューションとして業界最高の製品を提供し、米国キャリアを中心に数多くの導入実績がある独立系ソフトウェア開発ベンダ、米ボーカルデータ社(本社:米国テキサス州、最高経営責任者:Michael Camp)の音声アプリケーションサーバ「VOISS(*6)」をプラットホームとして採用しました。VOISSにNTTコムウェアの持つ国内通信網に携わってきたノウハウを融合、共同で日本向けのサービス仕様やアプリケーションを企画・開発しました。2002年初頭の販売開始以来、既に日本国内で複数社に販売し、その合計回線数は約12,000回線を超え、導入各企業から好評を得ています。今後は、これまでのボーカルデータ社との関係をさらに強化し、メディアゲートウェイ(*7)、メディアサーバ(*8)、IP電話機、IAD(*9)などのサポートの拡張、新機能の追加などを推進します。さらに今回、販売パートナーを広く募集し、パートナーと協力した販売およびマーケティングを本格化します。


【NTTコムウェアの次世代ネットワークソリューション】

NTTコムウェアは、6,000万人の通信ネットワークや情報システムを構築、保守・運用してきた実績をもとに、VoIPに代表されるIPネットワーク上で実現する次世代ネットワークソリューション「NEXIPT(NEXTとIPからの造語)」を提供しています。SS70Vとともに統合アクセス機器、ゲートウェイ、IP電話機、さらにサービスの企画・開発・運用・サポートまで、トータルソリューションとして提供します。

「SS70V」を含め、「NEXIPT」の商品ラインナップは7月3日(水)から5日(金)まで、幕張メッセで開催される「NETWORLD+INTEROP 2002 TOKYO」でデモンストレーションを交え紹介します。

※「NETWORLD+INTEROP 2002 TOKYO」について
開催日時 7月3日(水)10:30-18:00
7月4日(木)10:00-18:00
7月5日(金)10:00-16:30
当社出展ゾーン Network Infrastructureゾーン
Hall9、コマ番号:10M04


なかでも,5日(金)には,当社ブースにボーカルデータ社の社長,副社長を会場に迎え,SS70Vの先進的なソリューションを,将来提供機能のデモンストレーションも交えたイベントの中で紹介します。
 ※「NETWORLD+INTEROP 2002 TOKYO」におけるSS70V紹介イベント
   開催日時:7月5日(金)11:30, 13:30, 15:00


【ボーカルデータ社の概要】

ボーカルデータ社は、米国テキサス州のリチャードソンに本社を置く独立系ソフトウェアベンダで、Intermedia Communications、Kancharla Corporation、Go-Comm,Inc.など、米国を中心に10社以上の通信事業社への導入実績があります。1998年の創立以来、最先端のVoIPシステムを提供し、その高い技術と豊富な機能で高い評価を得ています。
ボーカルデータ社ホームページ: http://www.vocaldata.com/


【用語解説】
*1:簡易ACD(automatic call distribution)
受け付けた電話を均等にオペレーターに振り分ける機能。
*2:API(application programming interface
ソフトウェアを作成する際、そのソフトウェアが利用するシステムやハードを呼び出すためのインターフェース仕様。
*3:SIP(session initiation protocol)
IPネットワーク上で、電話の呼の設定を実現するためのテキストベースのアプリケーション層プロトコル。
*4:MGCP(media gateway control protocol)
IPネットワーク上で電話サービスを提供する際のプロトコルのうちの一つ。
*5:FireWall/NAT/DHCP
FireWallは組織内のコンピュータネットワークへ外部から侵入されるのを防ぐシステム。NATはアドレス変換の方式の一つ。DHCPはプライベートアドレスを動的に割り振るプロトコル。
*6:VOISS
米ボーカルデータ社の米国及びその他いつくかの国における登録商標または商標です。
*7:メディアゲートウェイ
IP電話網と公衆網(PSTN)を接続するための中継機器で、制御情報の記述には「SDP(session description protocol)」を利用している。
*8:メディアサーバ
IP電話網において、音声パケットなどのメディア情報を処理する装置。
*9:IAD(integratated access device)
アナログ電話機を収容しIP電話網に接続するための機器。


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