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報道発表 ニュース

2002.11.05  

ソフトウェア開発のグローバルスタンダードツールで品質向上、短期開発目指す
- ラショナルソフトウェア社のオブジェクト指向技術などの認定制度を運用開始 -


NTTコムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾勇二)は12月から、日本ラショナルソフトウェア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長齊藤 肇)とのアライアンスに基づき、「Rational Unified Process(以下RUP*1)」と「Rational ClearCase(*2)/Rational ClearQuest(*3)」をNTTコムウェア社内の標準開発手法として全社展開するため、「オブジェクト指向設計」「ラショナル統一プロセス」「要求仕様管理」の社員技術認定制度の運用を開始します。

【認定制度の概要】

今回開始する認定制度は、ソフトウェア開発分野でグローバルスタンダードな米国ラショナルソフトウェア社(以下、ラショナル社、本社:米国カリフォルニア州、会長:ポール・レヴィ、CEO:マイク・デブリン)の教育部門、ラショナルユニバーシティのノウハウ・コンテンツを、NTTコムウェア用にカスタマイズしたものです。それぞれラショナル社が公式に認定する初級の「ラショナル認定エンジニア」に始まり、NTTコムウェアの顧客に対しコンサルティングできる「ラショナル認定プラクティショナー」、NTTコムウェアの顧客に対しラショナルの集合研修コースを指導できる「ラショナル認定トレーナー」、NTTコムウェア以外の顧客にもコンサルティングできNTTコムウェアの顧客に集合研修の指導も可能な最上位の「ラショナル認定リードコンサルタント」までの4ステップです。ラショナル社が他社での認定制度運用を認めたのは、世界的に初めてです。


【認定プロセス】

認定するためには、従来までの集合形式だけでなく、ラショナル社が開発し、日本市場でNTTコムウェアが販売しているWBT(Web Based Training)の受講、Webベース試験のクリア、OJTでの実務経験を経て、最終的に面接で決定します。これら一連のプロセスでは、「ラショナル認定トレーナー」「ラショナル認定リードコンサルタント」のライセンスを日本で初めてラショナル社から取得したNTTコムウェア社員2人が中心的役割を担います。


【NTTコムウェアの取り組み】

NTTコムウェアでは、2001年7月から4つのパイロット プロジェクトで、RUPとラショナルツールの有効性を検証してきました。その結果、高い信頼性と品質を確保しながら納期の短縮が確認できました。そこでパートナー企業を含めたNTTコムウェアグループ全体で、今後3年間に約4,000人のRUP技術者を育成しライセンスの取得を促進し、オブジェクト指向ベースのシステム開発を拡大する計画です。


【背景】

急速に拡張するWebをベースとしたビジネス領域では、ソフトウェア開発期間やコストの削減、同時に高品質かつ柔軟性・拡張性の高い開発への要求があります。これらを達成するためには、開発手法の整備と標準化が必須の要件となります。そのために必要なのがオブジェクト指向関連の最新ソフトウェア技術です。しかしこの領域で日本は欧米から大きく遅れていると言われ、急増するオブジェクト指向技術をベースとした案件に対応するため、日本のエンジニアの育成は急務でした。


【用語解説】
*1 Rational Unified Process
Java、UMLなどのオブジェクト指向技術が急速に普及する中、ソフトウェアを「どのように開発するか」を規定した開発プロセスの重要性が改めて認識されています。Rational Unified Processは、ビジネスモデリング、要求定義、分析・設計、実装、テスト、導入といった、開発ライフサイクルを包括的にカバーする強力な知識ベースです。UML(Unified Modeling Language)をベースとし、コンポーネント開発を効率良く実践するためのガイドラインをHTML形式でわかりやすく提供しています。開発の各工程で必要となるドキュメントのテンプレートが予め用意されているため、開発期間の短縮にも貢献します。また、開発の規模やアプリケーションの種類に合わせて柔軟にカスタマイズできるので、プロジェクトに即したプロセスを作成することも可能です。
*2 Rational ClearCase
ソフトウェアが大規模、複雑化するのに伴い、地理的に離れた分散環境での開発、また、複数のプロジェクトを同時・並行させての開発という形態が一般化してきました。このような複雑な環境下で、ソフトウェア開発プロジェクトを成功させるためには、単なるバージョン管理だけでは不十分です。Rational ClearCaseは、バージョン管理、作業領域管理、ビルド管理、プロセス管理を包括的に行うことによって、チームによるソフトウェア開発を強力に支援する、ソフトウェア構成管理(SCM)システムです。
*3 Rational ClearQuest
ソフトウェア開発がますます複雑になる一方、求められる品質は高くなり、リリースサイクルは極端に短くなってきています。そうした中、ソフトウェア開発プロジェクトのライフサイクルを通 じて効果的に行うには、バグや不具合、機能追加/変更といった変更依頼管理を一貫して行うことが必要不可欠となっています。Rational ClearQuestは、プロジェクトマネージャ、開発者、QA担当者といった開発チームのメンバー全員を結束させ、ソフトウェア開発における変更依頼事項の管理を徹底させます。大規模な地理的に分散された開発プロジェクトにも対応し、テストツールや構成管理システムとの統合、独自の開発プロセスに合わせたカスタマイズが容易に行える、柔軟でスケーラブルな変更管理ソリューションを提供致します。

【会社概要】

NTTコムウェア株式会社について
NTTコムウェアは、6,000万人の情報ネットワークやITシステムといった、高トランザクション・高品質・高性能を要求される通信処理システムの構築・保守・運用を一貫して提供するなど、多くの実績を有しています。ネットワーク技術、セキュリティ技術、UNIX・Linux、Javaなどに対応する高い技術力に裏打ちされた信頼性を背景に、ITサービスプロバイダーとしてコンサルティングからアウトソーシング・サービスまで、トータルソリューションをIT市場に広く展開しています。

日本ラショナルソフトウェア株式会社について
日本ラショナルソフトウェアは、ソフトウェア開発製品を提供する米国Rational Software Corporationの日本法人として平成9年に設立。ソフトウェア開発を支援する製品の開発販売、およびそれに伴う技術コンサルティングを提供しています。「the software development company」をスローガンに、日本企業のソフトウェア開発を支援する企業として発展を目指しています。



プレスミーティング開催のご案内


NTTコムウェアは11月8日、NTTコムウェアグループ総合イベント「VALUE INNOVATION 2002」を東京都港区の品川プリンスホテルで開催します。その中で、ラショナル社からフェローらを招きオブジェクト指向に関する講演会と、NTTコムウェアのこれまでの取り組みや戦略を紹介するとともに、本発表に関してマスコミの皆さまとのプレスミーティングを開催いたします。詳細は次のとおりです。

日 時 2002年11月8日(金) 10:00−17:00
場 所 品川プリンスホテル・エグゼクティブタワー5階メインバンケット
内 容 ●特別講演(10:00−12:20/エグゼクティブタワー5階・メインバンケット内フォーラム会場)
テーマ : 「オブジェクト指向:20世紀&21世紀」
: ラショナル社 フェロー ジェームズ・ランボー氏
テーマ : 「米国におけるUML活用事例」
: ラショナル社 Rational Rose・エバンジェリスト テリークアトラニ氏
●特別講演(13:30−16:30/新館8階・広島)
テーマ : 「経営者・管理者のためのソフトウェアプロジェクト管理
- 21世紀に向けた統一アプローチ -」
: ラショナル社 ヴァイスプレジデント&ジェネラルマネージャ ウォーカー・ロイス氏
テーマ : 「NTTコムウェアにおけるRUP導入戦略と事例紹介
: NTTコムウェア ビジネスイノベーション本部担当部長 堂山真一
●プレスミーティング(16:30−17:00/新館8階・広島)
出席者 ・NTTコムウェア・ビジネスイノベーション本部
担当部長 堂山真一
・日本ラショナルソフトウェア・マーケティンググループ
マネージャー 渡辺 隆
●ハンズオン(13:30−15:00,15:30−17:00/エグゼクティブタワー5階・メインバンケット内展示会場)
・Rational Roseを用いたUMLモデリング
・Rational ClearCase/Rational ClearQuestを用いたアクティビティベースの構成管理(UCM)

その他   1) イベントは7日(木)から開催しています。記載以外の講演会など詳細は、


 2) 報道関係者受付はエグゼクティブタワー5階・メインバンケット入口です。


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