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- IP電話機の停電対策にも有効 -


報道発表 ニュース

2003.11.13

ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションラインナップにインライン給電IP電話機を追加
- IP電話機の停電対策にも有効 -


 NTTコムウェア株式会社(以下 NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:松尾勇二)は2003年12月1日から、VoIPソリューションシリーズNEXIPT(ネクシプト:NEXTとIPの造語)のソフトスイッチ「SS70V」ソリューションに、三洋マルチメディア鳥取株式会社(以下 三洋マルチメディア鳥取、本社:鳥取市、代表取締役社長:和田好生)のインライン給電対応IP電話機「SIP-2000P」「SIP-1800P」を認定、販売開始します。インライン給電は給電スイッチよりLAN配線を通して直接端末に電源を供給する方式で、電源工事の不可能な場所でもIP電話機が設置できます。

【統合ソリューションの特徴】

 ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションに加えるIP電話機「SIP-2000P」「SIP-1800P」は、今後の業界標準と目されるIEEE802.3af規格(*1)に準拠したインライン給電方式を採用しています。これにより同規格に準拠している給電スイッチであれば、幅広く選択が可能です。ソフトスイッチとの通信には、将来的な追加サービスに柔軟に対応するなど、高い拡張性を有するIETF(*2)で規定されているSIP(*3)プロトコルを採用しています。SIPは、インターネットアプリケーションとの親和性の高さからVoIP機器に広く利用され、急速に市場に浸透しており、VoIPの標準プロトコルの一つになっています。

<インライン給電対応IP電話機の導入メリット>

導入時の工事コスト削減
IP電話機導入による電話機設置場所の電源拡張工事が不要で、工事コストが削減できます。
電源を気にせず自由に設置場所を選定
電源設備のない場所でもIP電話機が設置できます。
停電時も給電スイッチのバックアップでIP電話機が利用可能
LANスイッチの電源に無停電装置であるUPS(Uninterruptible Power Supply)などを組み合わせることで、停電時でもIP電話機の利用が可能です。


【ソリューションの展開】

 ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションは、ソフトスイッチを中核に、通話料管理やトラヒック制御システム、構内PHS、ゲートウェイ、IP電話機を統合し、ビジネスシーンで高度なコミュニケーション環境を実現します。内線通話、保留、転送、ピックアップ、同時鳴動、発信者情報通知、コールウェイティングなどはもちろん、電話会議、ボイスメール、ユニファイドメッセージなどの多彩な拡張サービスを提供してきました。IP電話機のソリューションラインアップとしてこれまで、「SIP-1800」「SIP-2000」や1万円台の低価格端末、さらにIP電話機とPHS端末をネットワーク化するPHSリモートサーバなどがあり、今回のインライン給電対応IP電話機を加え、価格や機能など企業の幅広いニーズに対応しています。


【ソリューションの提供の背景】

 構内交換機(PBX)に収容されている電話機は、PBXから給電されており、電話機個々の電源は不要でした。VoIP化は通信費用の削減などのメリットがあり、PBXの更改時期に合せIP電話機導入を検討する企業が多く見受けられます。しかし、数百台から数千台のIP電話機が必要となる企業にとって、新たに電話機個々の電源を確保することは大きな負担となります。


【「SS70V」の実績】

 ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションの中核となるソフトスイッチのプラットフォームは、米国VocalData社のキャリアグレードソフトスイッチVOISSを利用しており、1システムで最小100内線から最大10万内線まで対応します。国内で2002年初頭の販売開始から現在まで、合計25,000回線を超える販売実績を有します。


【用語解説】

*1 IEEE802.3af
データ伝送と同時に電源を供給する方式の標準化を検討する組織。
*2 IETF
インターネットの世界における各種技術(プロトコルなど)を議論する場としての組織。議論の結果はRFC (Request for Comments)として発行される。
*3 SIP(session initiation protocol)
IPネットワーク上で、電話の呼の設定を実現するためのテキストベースのアプリケーション層プロトコル。

【三洋マルチメディア鳥取株式会社 概要】

 三洋マルチメディア鳥取株式会社は、企業向け日本語対応IP電話機のみならず、三洋電機グループの”テブラコードレス”電話機をはじめとするコンシューマ向けアナログ電話機やFAXでの、約20年の開発経験を受け継いでいます。これら通信機器に対する長い経験に基づき、設計から製造まで一貫して、高機能、高品質の機器を提供しています。
三洋マルチメディア鳥取ホームページ:http://www.sanyo-mmt.com/


【ボーカルデータ社 概要】

 ボーカルデータ社(VocalData,Inc.)は、米国テキサス州のリチャードソンに本社を置く独立系ソフトウェアベンダで、Intermedia Communications、Kancharla Corporation、Go-Comm,Inc.など、北米を中心に通信事業者10社以上への導入実績があり、キャリアグレードソフトスイッチの分野において、業界で最も注目されているベンダの一社です。1998年の創立以来、最先端のVoIPシステムを提供し、その高い技術と豊富な機能で高い評価を得ています。
ボーカルデータホームページ:http://www.vocaldata.com/

※記載の商品及び会社名は、各社の登録商標または商標です。


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