エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:栗島 聡、以下 NTTコムウェア)は、商談情報や活動状況をチャットツールから「Salesforce」※1に投入できる新サービス「SARABOT」※2https://www.nttcom.co.jp/sarabot/)を3月18日より提供開始しました。

 企業のデジタルトランスフォーメーションが進む中、営業活動のデジタル化”セールステック“に取り組む企業が増えており、営業支援システムを導入する企業も年々増加しています。しかしながら、システムを有効利用するために必要なデータの登録・蓄積が進まず、データを投入するための仕組みや仕掛けづくりの重要性が再認識されています。

 この度、NTTコムウェアではデータ投入を促し企業のセールステックを支援するサービスとして、マイクロソフトが提供するチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」※3から、CRMシステム「Salesforce」へ商談情報や活動情報を投入できるチャットボットサービス「SARABOT」の提供を開始しました。利用者は普段使っているチャットツールから営業活動の報告や活動情報の閲覧などを手軽に行うことができます。また、NTTコミュニケーションズ株式会社の「COTOHA® API」※4と連携することで、音声やテキストで入力された活動情報を分析し、スムーズに「Salesforce」に登録します。登録報告を受けた上司は部下の活動で気になる点があれば、チャットツール上ですぐに連絡ができるため、コミュニケーションをシームレスに行うことができます。

 今後「SARABOT」は、蓄積した営業活動データをさらに活用し、営業ノウハウの見える化、個社の特性に応じたベストプラクティスの組織内での共有等、セールステック機能の強化を進めていきます。また、対応チャットツールについても、NTTネオメイトが提供する「elgana」※5等、順次拡充していきます。NTTコムウェアは「SARABOT」を提供することで営業活動のデジタルトランスフォーメーションを促進し、Smart Worldの実現をめざします。
「SARABOT」の概要は別紙のとおりです。

■日本マイクロソフト株式会社 コメント
 NTTコムウェア様の「SARABOT」がMicrosoft Teams対応アプリとして提供されることを心より歓迎いたします。デジタルツールの導入が進む営業活動においては、迅速な情報共有や利便性の向上、効率化が求められています。Microsoft Teamsをプラットフォームとしてご利用頂くことで、お客様や社内でのコミュニケーションが活性化し、営業活動の質や顧客体験の向上につながります。このことは多くの企業の営業におけるデジタルトランスフォーメーションを加速化させることでしょう。日本マイクロソフトは、NTTコムウェア様との連携をより一層、強化し、クラウドサービスを活用したさらなるDX推進をご支援してまいります。
日本マイクロソフト株式会社
Microsoft 365 ビジネス本部 本部長
山崎 善寛


※1「Salesforce」「salesforce.com」は、salesforce.com,inc.の商標または登録商標です。
※2「SARABOT」は、NTTコムウェア株式会社の出願中商標です。
※3「Microsoft」、「Microsoft Teams」、「Teams」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
「Microsoft Teams」はマイクロソフト社が提供するコラボレーションプラットフォームです。リモートワークで必要とされるビジネスチャットやオンライン会議、ファイル共有などの機能を有し、サードパーティーのアプリケーションを組み込んで、機能拡張やカスタマイズが可能です。
「Microsoft Teams」用「SARABOT」はTeamsのアプリストアからではなく、カスタムアプリとして提供されます。
※4「COTOHA」はNTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
「COTOHA API」はNTTグループの40年以上にわたり蓄積・精錬したAI関連技術「corevo® (コレボ)」と、NTTコミュニケーションズ株式会社が独自開発した自然言語処理技術や音声認識・合成技術を、APIで手軽に組み込めるようしたサービスです。
「corevo」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。
【COTOHA APIサービスWebサイト】 https://api.ce-cotoha.com/
※5「elgana」は商標出願中です。
「elgana」は株式会社NTTネオメイトが提供する、チャット機能、音声通話機能等を備えるビジネスチャットです。安心かつ円滑なコミュニケーションをかなえ、次世代の働き方をサポートします。
【elgana商品ホームページ】https://elgana.jp/
※ その他、記載されている会社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。



別紙
「SARABOT」の概要


1.サービスコンセプト
 「SARABOT」は、チャットツールアプリを通してBOTと会話することで「Salesforce」へのデータ投入を簡易に実現します。日本でも多くの企業が導入している「Microsoft Teams」にユーザとして「SARABOT」を追加することで、スマートフォンやパソコンから「Salesforce」のデータ閲覧・更新・新規登録を手軽に行うことができます。活動データの更新時には上司にも通知が送られるため、上司は情報をタイムリーに把握することが可能です。また、コメント機能も具備しているため、上司は部下へ即時のフォローアップが可能であり、リモートワークに不足しがちである双方のコミュニケーションを促進します。「SARABOT」は、「Salesforce」への投入サイクルを活性化し、組織活動にとって重要である活きたデータを蓄積します。

図1.「SARABOT」サービス概要

図1.「SARABOT」サービス概要

2.「SARABOT」の特長
<特長>
(1) 日々の日報登録負荷を軽減
  使い慣れたチャットツールがインターフェースであり、BOTが入力操作を誘導するため、
  初心者でも容易に入力が可能となります。
  また、自然文での入力も可能であるため、登録負荷を軽減します。

(2) さまざまな起動トリガー
  手動での起動に加え、定時起動や条件起動によって
  データ登録を促すメッセージを通知するため、登録漏れを抑止します。

(3) 上司・部下のコミュニケーション促進
  部下の活動報告はリアルタイムに上司に通知され、通知された内容に対し
  上司はメッセージを返すことが可能です。
  上司部下間のコミュニケーションを促進し、「Salesforce」への投入サイクルを活性化します。

3.「SARABOT」の利用イメージ
 1日の営業活動のさまざまなシーンで「SARABOT」が役立ちます。出社前に1日のスケジュールの確認、日中お客さま訪問前に場所や時間、お客さま担当者情報等打ち合わせに必要な情報を再確認、お客さま訪問後には打ち合わせ状況を即時に上司へ報告する等、営業活動のさまざまなシーンをサポートします。

図2.「SARABOT」の利用イメージ

図2.「SARABOT」の利用イメージ

4. 提供開始日
2021年3月18日

5. 料金
初期費用 別途必要となります。
月額利用料 330円/1ID (税抜き)

※1,000ライセンスを契約の場合
※「Salesforce」、「Microsoft Teams」、「COTOHA API」の契約は利用企業にて別途準備する必要があります。

6. 商品ホームページ
https://www.nttcom.co.jp/sarabot/




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