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1999.12.14 |
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NTT電話網とIPゲートウェイ機器の相互接続試験サービスを開始
インターネット利用の音声通信サービスを支えるIPGW機器の効率的開発をサポート
NTTコミュニケーションウェア株式会社(以下、NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:三原種昭)は、VoIP(*1)ベンダー向けに、NTT電話網とインターネットを利用する音声通信サービス実現のためのVoIPゲートウェイ(*2)機器との相互接続を検証する「PSTN(*3)-IPGW(*4)の相互接続試験サービス」を12月15日から開始します。
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本サービスは、NTTコムウェアにおいて、NTT電話網で使用されている交換機と同仕様の交換機、もしくは交換機のプロトコルを擬似するプロトコルシミュレータを用いて、VoIPベンダーのゲートウェイ機器との相互接続試験を代行するものです。
VoIPベンダーは、製品の開発時あるいは販売前に本サービスを利用することにより、相互接続における技術的な検証を正確、迅速、低コストで行え、製品の信頼性向上や開発の効率化を図ることができます。
<サービスの特長>
- 実際の運用時と同じ環境で、NTT交換機のインタフェースや相互接続に関する豊富なノウハウを持つ専門家が試験するので、正確で詳細な技術検証が可能です。
- 実機器の試験工程をアウトソーシングすることにより、開発業務の効率向上やコストダウンが実現できます。
- 試験の種類は、単純な接続確認から、通話確認、ネットワークトータルでの音声品質確認まで、さまざまなメニューを用意しており、必要な試験だけを選択して実施することも可能です。また、オプションメニューとして、パラメータ解析結果の提供も可能です。
- 対象機器お持ち込みによる試験のほか、プロトコルシミュレータの出張試験サービスも行います。
<価 格>
実施する試験項目により異なりますが、1メニュー約200,000〜600,000円、全試験メニューを実施の場合は約3,000,000〜4,000,000円となります。
<背 景>
NTT電話網のオープン化により、電気通信事業者がNTTのネットワークと相互接続し活用することが可能となってきました。これに伴い、インターネット電話など、最新の技術を用いた音声通信サービスを可能とするために、電話網とIP網の相互接続のニーズも高まっています。 こうした相互接続にはITU(*5)国際標準に準拠したNo.7共通線信号方式が用いられます。そのため、NTT電話網とIP網を接続するためのゲートウェイ機器には、NTT独自の仕様をサポートするインタフェースを盛り込むことが必要となっています。
<今後の展開>
今後、NTTコムウェアでは、No.7共通線信号インタフェース以外のインタフェース接続試験についてもサポートしていく予定です。
<受付先>
NTTコムウェア ノード系システム事業部
Tel:03-5487-9269
E-mail:pstn-ipgw@gcom.node.nttcom.co.jp
住所:東京都品川区西五反田2-1-1 NTTコムウェア五反田第1ビル
<用語解説>
*1:VoIP
Voice Over Internet Protocolの略。コンピュータ通信の標準プロトコル「IP」を使った音声通信
*2:VoIPゲートウェイ
Voice Over Internet Protocol Gate Way。音声通信が可能なインターネット用のゲートウェイ(異種ネットワークアーキテクチャ同士の接続装置)。
*3:PSTN
Public Switched Telephone Networkの略。NTTの一般的な電話回線を指す。
*4:IPGW
Internet Protocol Gate Wayの略。インターネット用のゲートウェイ。
*5:ITU
International Telecommunication Unionの略。通信に関する国際規格を制定する国連の機関。国際電気通信連合。
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