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NTTコムウェアの研究・開発


研究分野:システム開発技術 現場作業の効率改善を支援するワークログ技術

手順確認からミス防止や熟練者のノウハウ活用までを実現

通信設備では、サービス提供に合わせて設備を新設・増設する工事、修理・点検といった保守が日常的に行われています。このような工事、保守では、通信設備を直接操作する「現場作業」が必要となります。
通信設備での現場作業では、細心の注意を必要とする作業であるため、事前に作成した作業手順書に沿って、作業者と確認者が2人一組で作業を進めています。

ワークログ技術では、作業者の行動分析を活用することで、作業ミスに繋がる原因を抑止し作業者の負担軽減を目指しています。また、作業の進め方を分析し作業効率の向上を目指して研究を進めています。

作業実態の把握によって品質生産性を向上

現場での作業は作業手順書に従って実施され、その工程や結果は作業者自身の手による記録によって報告されます。
しかし、「作業手順書を読んで正しい手順で作業を実施しているか」「作業結果の確認に間違いがないか」「作業のどこに時間が掛かっていたか」など、作業の詳細までを把握することは難しいのが現状です。
ワークログ技術では、作業の基点となる電子化された作業手順書の操作を記録・分析することができます。これによって詳細に現状を把握し、さらに作業の問題点を的確に改善することで、現場作業の品質生産性向上の実現を支援します。

「操作ログ」と「作業証跡」から作業詳細を把握

ワークログ技術は、作業手順書の操作を記録する「操作ログ」と作業結果を記録する「作業証跡」をドキュメントビューアー上に実現することで作業の詳細を把握します。
従来、「作業手順書を適切に読んで作業したかどうか」の確認は、現場の作業者に任せられていました。しかし「作業ログ」を分析することで、これを客観的に把握することができます。
また、「作業のどこに時間が掛かっていたか」についても、作業者が頻繁に時間を記録しなくても、「作業ログ」「作業証跡」を分析することで詳細に把握できます。

作業ミスの許されないクリティカルな作業では、従来は2Way(2人1組で作業を確認する)や3Wayで高い作業品質を実現していました。このような作業でも、ワークログ技術を応用して作業確認を自動化することで、人為的ミスを予防して作業品質を確保できると考えています。
また、作業の生産性向上の実現には作業の詳細な現状把握が必要となりますが、これまでは作業者の主観的な分析に頼っていたため正確な評価は困難でした。しかし、ワークログ技術を用いることで、作業手順書の操作から自動的に客観的な行動評価が行えることから、生産性向上への活用も期待できます。

ワークログ技術の概念図

ワークログ技術の概念図

技術のポイント

(1)操作ログの収集・分析

ワークログ技術では、現場での使い易さからタブレット端末を利用しています。
タブレット端末の表示パネルを直接操作するという特徴を利用して、表示パネルのタッチ操作と作業手順書の表示状態を「操作ログ」として収集し、作業手順書のどこをどのような順序で閲覧したのかを分析します。
分析の目的に応じて操作の可視化には「指操作線分析方式」、「表示領域分析方式」を選択します。

指操作線分析方式

「指操作線分析方式」は作業手順書上でズームやスクロール操作した場所を可視化します。タブレットでは直感的に注目している点を操作する傾向があるので、可視化することで注視した箇所が特定できます。

表示領域分析方式

「表示領域分析方式」はタブレットのパネルに表示された領域の遷移を色で表すことで可視化します。
指操作線分析は操作の個人差などがあり、操作した場所と読んだ箇所(表示した箇所)の差異がありますが、表示領域分析ではパネルに表示された場所を可視化しているので、必読の手順が読まれていない(表示されていない)などを判定することが出来ます。

(2)作業証跡の収集・分析

ワークログ技術では、紙ベースで利用されている膨大な作業手順書を手軽に電子化できるように、汎用性の高いPDF形式を採用しています。
また、作業証跡を記録するために、作業手順書にPDFフォームを使ってチェックボックスや選択リストなどの入力項目を追加し、タブレット端末から作業証跡を入力できるようにしています。
作業証跡の入力時間から作業項目毎の作業時間を収集することで、どの作業項目に時間を要しているかなど詳細な現状把握が行えます。
また、作業証跡と作業ログを連携することで、作業項目に作業証跡を入力する前に作業手順書の正しい場所を読んでいたかを分析・把握できます。これによって、適切に作業が行われていたかを判定することも可能となります。

熟練者のノウハウ活用への期待

現場作業では、熟練者のノウハウの継承が課題となっています。
作業手順書が用意されている作業は、作業の順序や内容が規定されていますが、故障修理のように経験に基づいて臨機応変に進める作業もあります。これらの「経験が活かされる作業」では、熟練者の持つノウハウのナレッジ化が求められています。
現場作業で使われているドキュメント類をワークログ技術で分析することで、ドキュメントの利用を通して、熟練者がどのように作業を進めているかをナレッジ化して、効率的な作業を伝承していくことを目指しています。

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