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ビジネス現場で求められるデータサイエンティストとは

山﨑教授は、「『データサイエンス総論』では、学生たちにデータを単なる数値として扱うのではなく、それを使ってどうしたらビジネスに結びつけられるか、課題解決になるか、そういう考え方を身に付けて欲しかった。NTTコムウェアの協力で目的は大いに達成され、非常に嬉しく思う」と振り返ります。NTTコムウェアの河本も、「データサイエンスの技術・精度の向上だけにとらわれず、周辺にある顧客や社会課題の解決に真に必要なものは何か見いだすことが社会での価値発揮につながる。そのようなデータサイエンティストが求められている」とビジネス面からも本講座での学びを歓迎しました。

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今後の取り組みとして、新潟大学の副専攻制度の活用が挙げられました。

副専攻制度とは、学位をとるための専攻分野(主専攻)とは別に、違う分野のプログラム(副専攻)を修めると、その分野に関する認定も与えるという制度です。

データサイエンスもこの副専攻にするプログラム作りが進められており、詳細な検討が進められているところです。この副専攻プログラムは、インターンシップに参加するなどして、ビジネス現場のようにデータを捉えることが必要になります。「この仕組みを活用して質の高いデータサイエンティストとして社会に旅立ってほしい」と山﨑教授は考えています。

さらに、新潟大学は大学院でもデータサイエンス教育を行っており、さまざまな企業から、より深い現場の事例の提供を受けています。NTTコムウェアも今年度の4月から参加し、今後も継続して取り組んでいきます。

データサイエンスから広がる新たな教育の形

山﨑教授は新たな展望として、「センサーやビーコンを使って人の動きや設備の状態などさまざまなデータの収集・分析に取り組んでいきたい。合わせて、データ活用と倫理は切り離せないことは注意して学生たちに教えていきたい」と述べました。

最後に「BDA研究センターでは、今年度から学生研究会を立ち上げた。学部を跨いでの交流が進み、アイデアソンに出たり、勉強会を開催するなど、自主性や積極性が出てきています」と、データを扱うことをきっかけに垣根を取り払った教育の輪が広がっていくことへの期待が語られました。

これからも新潟大学とNTTコムウェアはさらなるデータサイエンス教育の発展に努めていきます。

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NTTコムウェア株式会社
ビジネスインキュベーション本部 データサイエンス推進室
スペシャリスト 西村 恒人(写真左から2番目)※講師として参加
メンバー 三澤 祐一(写真左から1番目)※講師補佐として参加

『データサイエンティスト育成シンポジウム2020』で講演

2020年1月27日、新潟・万代シルバーホテルにおいて、新潟大学とBDA研究センターが主催する『データサイエンティスト育成シンポジウム2020』が開催。その中でNTTコムウェアも「企業が求めるデータサイエンス人材」と題した特別講演を実施しました。

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2020/03/04

  • ※ 所属部署、役職等については、取材当時のものです。

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