
東日本大震災に直面して
2011年3月11日の東日本大震災は、東北・関東地方を中心に、まさしく甚大な被害をもたらしました。被災されたすべての方々、また大切な人を亡くされた方々には、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。
東日本大震災は、私たちNTTコムウェアグループにとっても試練となりました。特に、宮城県名取市にあるNTTコムウェア・ビリングソリューション株式会社の東北センターは、深刻な損傷を受けました。事業継続を確保するための備えが功を奏し、お客様に提供するサービスは大きな遅滞なく維持できましたが、震災前の状態への復旧、さらには将来を見据えた復興には、いっそうの努力が必要です。また、災害発生時の連絡手段のあり方など、新たな課題も見いだされており、今後の災害対策の強化に役立ててまいります。
今回の震災では、NTTグループの通信インフラが広範囲にわたり被災し、被災地では一部サービスの中断を余儀なくされました。損傷・流失した交換機や伝送経路・装置の回復に急ピッチで取り組む中で、私たちは「人と人をつなぐ」通信事業の重要性を痛感いたしました。そして、NTTグループの通信システムの監視・運用・保守を担うNTTコムウェアグループの責任の重さを再認識しております。
“ 絆” を育てる
私は、NTTコムウェアグループがNTTグループを支える責任を果たすとともに、豊かなコミュニケーション社会の実現を展望するためのキーワードは、人と人との“ 絆” だと考えております。
NTTコムウェアグループの事業活動は、お客様をはじめとする数多くの方々との関係の中で営まれています。私たち一人ひとりが真摯にCSR活動に取り組むことを通じて、こうした関係を “絆”へと発展させることにより、NTTコムウェアグループはより円滑に、さらなる信頼性をもってその責任を全うできるはずです。その中では、“ 絆”の基礎となる人権の尊重を推進してまいります。
また、世の中に新たな“ 絆”を構築することは、ともすれば閉塞感にとらわれがちな現状を打破することにもつながります。ICTソリューションにより、これまで越えにくかった産業間、官・民、産・学、個人・企業といった壁を取り払うことで、多様な主体が対等な立場で連携する「水平共創社会」へと近づけると考えております。NTTコムウェアグループは、ICT技術の可能性を最大限に追求し、こうした橋渡しによるイノベーション促進に取り組んでまいります。
未来を切り拓くために
NTTコムウェアグループでは、2011年4月から3カ年にわたり実施する新・中期経営計画を、文字通り“全社員の参加”により策定いたしました。各組織の中で議論を重ね、私たちが取るべきアクションの内容を練り上げております。
新・中期経営計画では、NTTコムウェアグループの抜本的構造改革を実践することを主眼に、事業構造・収益構造の改革(Re-Structuring)、事業構造改革に即応した業務プロセス改革(Re-Engineering)、真剣に本質にチャレンジするマインドへの変革(Re-Minding)を、柱として掲げております。グループ一丸となってこの3つを必ず達成し、未来を切り拓いていきたいと考えております。そして、お客様と社会に新たな可能性をもたらすサービスをさらに積極的に開発・提供してまいります。本報告書の「Comware'sSol uti ons」では、災害対策ソリューションをはじめ、その一端をご報告しております。
皆様には、ぜひともNTTコムウェアグループの挑戦にご期待いただくとともに、忌憚のないご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

NTTコムウェアのビジョン
アイデンティティ
- NTTコムウェアは、システムの品質と信頼性を追求し、豊かなコミュニケーション社会の実現に貢献します。
価値・行動基準
- お客様のために
- お客様の永続的な発展のために、ともに考え、ともに行動します。
- 株主様のために
- 企業価値向上のために、プロフェッショナルを目指します・育てます。
- 社会のために
- 社会の安定のために社会の一員としての役割を果たし、ルールを守ります。
- 上司、部下、同僚のために
- 最高のチームパフォーマンスのために、“わかっているけど誰もやっていない仕事”に、進んで取り組みます。
- 自分自身のために
- 自分の夢を実現するために、自らの可能性を信じ、◯◯し続けます。












