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NTTコムウェア プレスセミナーリポート
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2017年11月1日、NTTコムウェアはプレスセミナーを開催し、Deep Learningソリューション「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》の販売開始を発表しました。

ハードウェアメーカーとの協業で、工場など厳しい環境で使えるパッケージを実現

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桑名 正人
NTTコムウェア株式会社
取締役
ビジネスインキュベーション本部長

NTTコムウェアは、2017年3月に「Deep Learning画像認識プラットフォーム」のインストール版、6月にクラウド版を発売し、AIのビジネス活用を支援してきました。

これまでNTTコムウェアでは、3つの「M」、すなわち「Monitoring(監視・検閲)」、「Maintenance(保全・点検)」、「Manufacturing(製品検査)」の用途に注力してきましたが、今、製造業から高い関心を寄せられている領域が「Manufacturing」です。

製造業においては、「製品画像をクラウドのような外部に出したくない」「目視検査は無休で稼動させたい」「工場は高温になる」など、AI活用に手を出しにくい要因がありました。また、24時間365日無休で稼動させるには、データセンタークラスのハードウェアの信頼性も必要でした。

そこで、NTTコムウェアは、2017年11月、「Deep Learning画像認識プラットフォーム」の商品名を「Deeptector®」に変更し、日本ヒューレット・パッカード株式会社とエヌビディアコーポレーションと協業し、「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》を実現しました。

「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》は、工場のような振動や温度などの厳しい環境にも耐えうるよう、産業用のサーバーにNTTコムウェアの「Deeptector®」をプリインストールし、最適な設定を施して提供されます。

NTTコムウェアの桑名は、「製造業のお客さまから高い関心が寄せられる中、品質や生産性の向上、熟練者の高齢化による検査員の減少といった社会課題の解決に対して「Deeptector®」が貢献します」と説明します。

AIをすぐに利用でき、クラウド版との連携も可能

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箕浦 大祐
NTTコムウェア株式会社
ビジネスインキュベーション本部
担当部長

「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》は、エヌビディアコーポレーションの「NVIDIA® Tesla® P4」を搭載した日本ヒューレット・パッカード株式会社の産業用ハードウェア「HPE Edgeline EL1000」と、NTTコムウェアの「Deeptector® 」から構成されます。厳しい環境でも24時間365日稼動することを想定した耐環境性能を持つハードウェアと、高いAIの能力を併せ持つパッケージとなっています。また、「Deeptector®」の複数のプロセスを同時に起動できるので、AIの学習と製品検査を同時に対応できます。

「Deeptector®」で提供するのは、「学習機能」、「判定機能」、「認識モデル作成ツール」の3種です。ハードウェアに必要なライブラリー、設定、チューニングなど全て完了した状態で提供されますので、学習用の画像を用意するだけですぐに利用できます。

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お客さまのパソコンで認識モデルを作成し、工場内に設置された「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》に送るだけで、簡単に画像認識させることができるようになります。

また、「Deeptector®」《クラウド版》と連携した活用も可能です。画像を読み込ませて学習させるには、ハイパフォーマンスな環境が必要ですが、性能の高い「Deeptector®」《クラウド版》を用いて学習させ、できあがった認識モデルを、複数の工場に設置された「Deeptector®」《産業用エッジAIパッケージ》にマルチキャストするという効率的な運用も可能です。

NTTコムウェアの箕浦は、「導入時のコンサルティングや認識モデル作成サポートなども実施します。 また、リース契約のメニューも用意していますので、小規模な投資からの利用も可能です。AI導入にハードルを感じている企業様に是非使っていただきたいパッケージです」とアピールしました。

プレスセミナーでは、日本ヒューレット・パッカード株式会社の本田 昌和様、エヌビディアコーポレーションの大崎 真孝様よりお言葉をいただきました。

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IT技術の進化によって、これまで難しかった大量の処理業務が、あらゆる場所で実現できるようになってきました。特に画像を扱う分野は、データサイズが大きく、サンプルが多いほど分析の精度が上がるため、エッジコンピューティングが有効です。その点、「Deeptector®」は、私たちが狙っていたエッジコンピューティングの姿をイメージしたものと考えています。

本田 昌和氏
日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズグループ
ハイブリッドIT製品統括本部
製品統括本部長

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今年は日本でも、さまざまな産業でDeep Learningのプロジェクトが立ち上がりました。日本の強みはものづくり。この分野で諸外国に負けることは許されないと思っています。「Deeptector®」が日本のものづくりの技術とAI、Deep Learningの技術を融合する機会になればと大きく期待しています。

大崎 真孝氏
エヌビディアコーポレーション
日本代表兼米国本社副社長

2017/11/30

  • ※商品およびサービスの内容は、予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • ※「Deeptector®」は、NTTコムウェア株式会社の登録商標です。
  • ※「NVIDIA」、「TESLA」は、米国および/または他国のNVIDIA Corporation の商標および/または登録商標です。
  • ※その他、記載されている社名、商品名などは、各社の商標または登録商標である場合があります。
  • ※所属部署、役職等については、取材当時のものです。

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