「IDC DX Platform Vision Japan 2019」で講演

2019/10/15

2019年10月8日(火)、東京コンファレンスセンター・品川で開催された「IDC DX Platform Vision Japan 2019」において、DevOpsエバンジェリストの加藤が登壇した。

『開発クラウドに眠る埋蔵金を活用して顧客価値を創造する』

加藤は、自社の開発クラウドを推進・運用している実践経験から、データ発生源になるシステムの立場でデータ活用について語る。ありもののデータで考えると失敗しがちだが、すべてのユースケースを網羅していては時間だけが過ぎ去る。「たくさんのデータがあれば何か分かるだろう」ではなく、本当に知りたい事は何か、どうすればそれを見つけられるか、仮説を立て、検証することが早道と訴える。

そして「データが存在することと、データを使って意思決定を行うことは全く別の事象・問題」と、実際の例を挙げながら、データに対する思い込みを払拭することの重要性を述べた。最後に、「顧客が生み出したデータは、顧客の利益に還元しなければいけない」という原則から、「開発データのオープン化にはデータ提供者にインセンティブを与えることで、利用と提供の不公平感をなくしたい」と伝え、

開発クラウドも自らデータ活用を推進し、
「このクラウドで開発しているだけで品質が向上する、そんなクラウドを目指す」
と、SmartCloud DevaaS® 2.0でのデータ活用のビジョンを示した。