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報道発表

2007.02.15

サンプルを利用した簡単な条件入力システム「Tangible-RFID」を開発
?形・色・素材のサンプルを直接読取装置に置くだけで条件に合致する商品を検索?

 NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 今井 郁次、以下 NTTコムウェア)は、Tangible技術(*1)を利用した、簡単かつ直感的な情報入力インターフェース「Tangible-RFID」を開発しました。
 「Tangible-RFID」を利用して情報検索をする場合、利用者は、検索条件に見合うサンプル(RFIDが貼付された模型やプレートなどの物体)を読み取り装置の上に置くだけの簡単な操作で検索が可能です。


背景
     コンピューターへの情報入力は、パソコンのキーボード入力にはじまり、いまや銀行のATMや店頭端末など生活の場において利用シーンが広がっており、子供から高齢者まであらゆる世代の方々が利用しています。
     しかし、たとえば情報検索をする場合、操作方法や検索端末画面、メニューにはそれぞれ違いもあり、また探したいものが見つからない場合には操作を繰り返す必要があるなど、誰もが簡単に操作できるとは言えない状況にあることから、操作しやすいシステムが望まれていました。
「Tangible-RFID」の利用例
     「Tangible-RFID」では、利用者が入力したい情報を表現したサンプルを、読み取り装置の上に置くだけでシステムへの情報入力を実現します。
    たとえば、今回の「Tangible-RFID」を利用した婦人靴検索システムで“黒の革のパンプス”を探したい場合、小さな“パンプスの模型”、“黒いプレート”、“革素材のプレート”といったサンプルをテーブル状のRFIDリーダーの上に置きます。するとリーダーがサンプルに付けられたRFIDタグから情報を読み取り、その条件にあった在庫のある靴をモニターに表示させます。もし探す靴の素材を変えたい場合は“革素材のプレート”を“エナメル素材のプレート”に置き換えると、“黒のエナメルのパンプス”を再び検索し、結果を表示します。
     更に、NTTコムウェアの裸眼3D映像技術と連携することで、商品の形状などのより詳細な情報が提供可能です。検索結果として表示された靴の中から希望の商品を、眼前に浮き出た立体的な靴の回転映像で表示でき、眼前に実体があるかのように体験できます。
     このように「Tangible-RFID」を利用した検索システムでは、形や素材に対する呼び方の知識がない場合や素材の感触がわからない場合でも、実際見て触ることのできるサンプルの持つイメージがそのままシステムの入力情報として指定できるので、直感的な検索が可能です。
     今までの、タッチパネルやキーボードからの入力操作方法ではなく、物を置くという簡単な操作だけで検索が可能となります。

    ■参考資料 「Tangible-RFID」の利用例【婦人靴検索システム】

今後の展開
     「Tangible-RFID」は誰にでも簡単に操作でき、直感的な入力を可能とするインターフェースです。百貨店などにおける既存商品の検索・リコメンドシステムとしてだけでなく、今後はオーダーメード商品のコーディネート支援として、また不動産会社の注文住宅、自動車ディーラーでの車の外装・内装のコーディネート支援など、3D映像技術とあわせて、様々な業種の店舗販売促進ツールとして展開を目指します。
用語解説
*1 Tangible技術
 Tangible(タンジブル)とは“実体のある”、“触れて知覚しうる”という意味。MITメディアラボの石井教授が提唱した、全く新しい操作感覚でPCとそれを使う人間とのインタラクティブな関係を創る次世代のユーザーインターフェース技術。
 NTTコムウェアでは、Tangibleの基本コンセプトに基づき、石井教授とのコラボレーションを実施しており、これまで、ネットワーク設計ツール(Tangible IP Network Designer)、ビジネスプロセス分析ツール(Tangible Business Process Analyzer)、タンジブル災害総合シナリオシミュレータなどに取り組んできた。
 Tangibleユーザーインターフェースは、デジタル情報に物理的実体を与えることにより、手で直接操作可能なメディアや、人間の周辺感覚で知覚可能なメディアなどがある。「Tangible-RFID」では、見て触って確かめた物を入力操作に利用する、前者のメディアを利用している。


このページに掲載されている情報は、発表日時点のものです。
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