
「ウィキペディア」「ウィキリークス」。まったく無関係なこの二つのサイトをつなぐこの「ウィキ」という言葉。その語源が知られないままにインターネット上で調べることを「ウィキ(wiki)る」などと、「ググる」と同様な意味で使用されることがあるが、ルーツを知れば間違った使用方法だということが理解されるはずだ。
「wiki」はもともとアメリカのコンピュータプログラマのウォード・カニンガム氏が開発した、コンピュータ上で文章の編集を共同作業で行えるツール。このツールを「Wiki Wiki Web」というサイトで、同氏が使用していたのが「wiki」がWebに登場した始まり。この「wiki」のプログラムが一般に公開されたことで、さまざまな環境に移植され、「wiki」プログラムを基礎としたフリーソフトウェアが数多く配布された。今、「ウィキ」という用語は、HTMLの知識がなくても、だれもが自由に文章を加筆修正したり、新しいページを作成したりできるツール、このプログラムから開発されたソフトウェア全般、またこれらのプログラムを含むシステムの概念自体を指すようになった。この「wiki」を使用した最も有名なインターネット上の百科事典が「ウィキペディア」。
「wiki」という言葉自体はハワイのホノルル国際空港を走るシャトルバスの名前に由来し、ハワイ語で「急いで行く、急ぐ」と言う意味。


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