部下から届いたメールの最後に付いた「FYI」や、「ASAP」の英単語に「？」と首をかしげるのは、アナログ世代であれば仕方のないこと。とは言うものの、新しい英文字略語は引きも切らずに登場している。

「FYI＝For Your Information(ご参考までに)」「ASAP＝As Soon As Possible（なるべく早く）」と英語を省略するのは、外資系企業などでメールをやりとりする上で通例化し、それが日本のビジネスシーンにも浸透した。

最近、Webサイトの「よくある質問」が「FAQ」と記されていることが多いが、それがFrequently Asked Questionsの略だと答えられる日本のユーザーは、少ないのではないだろうか。チャットやSNSで会話を進める上で、英語の省略表現は、今後更に進むことが予想される。

さて今月のテーマ、「BYOD」は「Bring Your Own Device」の略。従業員が個人のモバイルPC、スマートフォン、タブレットなどの携帯用機器を企業内に持ち込み、それを業務に使用することをそう呼ぶ。海外のレストランなどでワインなどお酒を持ち込むことを許可する「BYO＝Bring Your Own」から来ている。

「BYOD」の運用に関して、現在日本でも各企業がその導入に関して議論を進めており、クラウド化とともに、セキュリティ面での整備が進みつつある。