ジョイントベンチャーによるインターネット専用保険販売会社「アフラックダイレクトドットコム」のWebソリューション
変化する生命保険ニーズに応えるジョイントベンチャー
景気後退や保険会社の破綻などに伴い、生活者が保険会社や保険商品を厳しくチェックし、その必要性を十分に納得した上で契約したいというニーズがふえています。一方、インターネットは当たり前のように家庭に普及し、今後も普及率が上がり続けることは確実です。こうした日本の社会状況を最大限に活用しているのが、「アフラックダイレクトドットコム」。AFLACグループとNTTコムウェアの共同出資により2000年7月に誕生した、日本初のインターネット専用生命保険販売会社です。 インターネット専用保険販売会社においては、Webやメール、電話といったシステムこそが戦力となり、顧客対応システムのきめ細かさと安定度がビジネスの成功に直結します。「アフラックダイレクトドットコム」は、NTTコムウェアの技術力とシステム運用実績をフルに活かしたシステムを構築し、高い競争力を持ったWebによる生命保険セールスを実現しています。
対面カウンセリングと同じ安心感を生むWebソリューション
短期間の契約が主体の損害保険と異なり、生命保険は長期の契約が主体で一生涯の保障を担う商品も多いため、お客様は保険会社の安定性や信用力を前提に、自分にとって最適の保険商品を検討することになります。「アフラックダイレクトドットコム」は、経営の健全性の高いAFLACのグループであるブランド力を効果的に活用し、生活者の視点で「わかりやすさ」を重視した情報とサービスを提供。お客様の「納得ずく」の契約をうながすセールスに徹しています。
一般に保険のWebページでは、人生設計のシミュレーションなどでお客様の情報を収集し、お薦めの保険商品を提示するのが典型的です。このプロセスについて「アフラックダイレクトドットコム」は、対面営業と同じわかりやすさや納得感を生むための試行錯誤を続けてきました。その結果生まれたのが、リコメンデーション機能を取り入れた保険料シミュレーションにより、カウンセリング形式でお客様のライフスタイルに合わせた保障内容での保険商品の提案を可能にするWebサービスです。その成果として、2002年は前年比2倍の契約数を達成。またWeb訪問者は開始当初に比べ4~5倍に増加しています。
Webソリューションの開発のため、NTTコムウェアではビジネスイノベーション本部、サービス本部、システム本部、営業本部など、多くの部署が協力してシステムの検討を行っています。また、「アフラックダイレクトドットコム」の社内にもNTTコムウェアのシステム担当スタッフが出向しており、かゆいところに手が届く体制で継続的な改良を図っています。
生命保険の高度なノウハウとNTTコムウェアのシステム開発・運用力が融合したこのソリューションは、生命保険のWeb通販の販売力を強化するキラーコンテンツへと進化していきます。
2003/7/8
見城 悟氏
アフラックダイレクト
ドットコム株式会社
IT企画部
お客様からの信頼を守るため、NTTコムウェアのソリューション実行力が欠かせません。
生命保険のネット販売にとって、急速な顧客数の増加は、必ずしもプラス面だけを生み出すわけではありません。増加に対応できずにサービスレベルを落としてしまっては、将来的に信頼を失うことになりかねないからです。そうならないためにも、日々のトレンドの調査、ネットワークの監視状況に基づいたコンテンツ作成やネットワーク設計が不可欠であり、この面でNTTコムウェアのソリューション実行力は無くてはならないものになっています。インターネットのような変化の激しい環境でビジネスを行うにあたり、さまざまなフェーズに適したソリューションを提供し続けられるパートナーを持つことは、それだけで大きな競争力になります。