前号の「選者の一言」におきまして、作品への基本的アドバイスを載せましたが、皆さん早速それを参考にされ、心地良い響きの作品が多く集まりました。川柳と言えど、やはり秋が深まってくると、人恋しい季節を感じさせる作品が見受けられるようになります。人はいつの時代でもコミュニケーションが欲しい、人恋しいものです。今や、それの主役が、ケイタイメールやEメール。温もりのあるメールをうまく伝えたいものです。それにしてもケイタイは電話にもかかわらず、通話を題材にした作品が見られないところをみると、通話以外のツールとしての役割が広がってきているのでしょう。ケイタイは、緊急事態の通報、子供の行動や身の安全の確保、買い物、預金、カメラ…など、もはや「電話」という括りじゃ収まらないほどの、スグレものになりました。さあ、この先どんな利用が可能になっていくんでしょう?
楽しみ楽しみ。
「通話する用がなくなる多種機能」 立川談幸
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